『雨雲の集まるとき』を翻訳出版した暁には、どうしても報告しなければならない方がいた。拙著『雨風の村で手紙を読む:ベッシー・ヘッドと出会って開発コンサルになったわたしのアフリカ旅』に詳しく書いた初めてのボツワナ旅のとき、非常に親身になって手厚い支援をしてく
雨雲出版
【お知らせ】『雨雲の集まるとき』刊行記念展 (2025年7月24日〜8月4日)開催
2025年5月新刊『雨雲の集まるとき』(ベッシー・ヘッド著/横山仁美訳)の刊行を記念して、ギャラリー展示を行います。ベッシー・ヘッドの南アフリカ時代からボツワナでの22年間、作家としての活躍の様子を写真でお見せするほか、特別に当時のボランティアから入手した実際の
ラマポーザ大統領とトランプ大統領の会談〜再生産される人種主義への警鐘『雨雲の集まるとき』
南アフリカのラマポーザ大統領が、ワシントンのOval Officeで行ったトランプ大統領との会談は、多くの意味で歴史的な出来事だった。トランプ大統領が、「南アフリカではアフリカーナー(オランダ系白人)農場主の<虐殺>が起きている。彼らは、人種差別の被害者である」との
『雨雲の集まるとき』出版〜翻訳家 斎藤真理子さんにつないでくれたもの
とうとうベッシー・ヘッドが1968年に発表した小説When Rain Clouds Gatherの邦訳『雨雲の集まるとき』の出版が実現できました。大切なこの作品を後押ししてくださる推薦文のことについて、書いておきたいと思います。なぜ、韓国語翻訳家の斎藤真理子さんに貴重なお言葉をいた
【重要】『雨雲の集まるとき』印刷不備に関するお詫びとお知らせ
平素より雨雲出版をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。2025年5月に刊行となりました『雨雲の集まるとき』におきまして、このたび同書の一部に印刷の大きなずれが確認されました。製本工程における作業ミスが原因と考えられます。■該当箇所:p.7(扉絵)現在、取次
重要【雨雲出版】ベッシー・ヘッド著『雨雲の集まるとき』刊行しました!オンラインストアで予約開始、39年目の命日
長い長い年月を経て、ついにこの日がやってきました。ベッシー・ヘッドが1968年、最初に発表した長編小説『雨雲の集まるとき』(原題:When Rain Clouds Gather)の日本語訳を、雨雲出版から5月上旬に刊行いたします。1937年南アフリカはピーターマリッツブルグの精神病院に
翻訳出版への道 | 「言葉と対話で、世界とつながる恵みの雨を」雨雲出版
ベッシー・ヘッド1937年南アフリカ生まれ。母は白人、父は黒人。アパルトヘイトを逃れボツワナへ亡命。1986年に世を去る。彼女を知ったのは大学時代。以後アフリカ地域でODAの仕事をしつつ、多数の出版社に翻訳出版をかけ合い続けましたが、結局28年後に自ら雨雲出版を立ち上
翻訳出版への道 | 作品世界が絵で抽出され本の形になってきた
カバーイラストが、本の表紙デザインになった。アーティストの素晴らしいイラストが作品世界を抽出し、それが本として美しい形にまとまった。誰かに届ける贈り物のように、文字と絵と物語の世界がまとまりあい、フォントがそれを結ぶ。学生時代から愛し続けてきたベッシー・
翻訳出版への道 | 原画が!届いた!物語から抽出される画
カバーイラストの原画が届いた。印刷会社でスキャンしてもらったあと、雨雲出版に送られてきたものだ。これまでアーティストともデザイナー、印刷会社ともデータ上でのやり取りだったので原画を見るのは初めてだ。大きなサイズに描かれた絵。ボツワナの農村を描いたベッシー
翻訳出版への道 | 束見本が来て本としてこの世に立体となった
印刷会社から束見本(つかみほん)が届いた。本の表紙や本文に使う用紙を紙見本帳で選び、実際のページ数に合わせて作る中身のないサンプルだ。これで、本の厚みや紙の色味、感触を知り、本になったときの全体像がわかる。本文用紙は、優しいクリーム色と決めている。クラシ