徳島新聞に掲載していただきました!
2025年6月13日(金)の文化面です。

東京の本のイベントで知り合った徳島出身の方が、『雨雲の集まるとき』や翻訳出版までのストーリーに関心を持ってくださり、その方に紹介していただいた方を通じて新聞社の方とつながった(書くと若干ややこしいですね)のがきっかけでした。

徳島県は、わたしもご縁があります。
父は徳島市から一時間ほど山に入った神山町の生まれ。今では地方創生で注目を浴びるきらびやかな町ですが、当然、驚くべき発展を遂げる前は静かな田舎町でした。

そんな神山町と少なからずご縁があることもあり、この記事を書いてくださったのだろうなと思います。

わたしがこの本を出版するまでの道のりは、何度もお伝えしているようにとても長いものでした。
そこに着目してこのように素敵な記事にまとめていただくのは、本当に嬉しいことです。
そしてありがたいです。

しかも、ずいぶんとスペースを取っていただいて、こんなに長い記事に!


「アフリカ文学」とか「本の出版」のような世界でカテゴライズされれば、小説を一冊翻訳出版するなど小さなことかもしれません。ただ、この物語をどこかのカテゴリーに分けて評価しないでほしいという思いはあります。

読んでくれる人の心に響くような大切な物語を届けたいからこそ、そして現代社会に必要と信じて疑わないからこそ、これほどの長い年月、やり切れたのだと思います。諦めるという選択肢は、そもそもなかったので。だって必要だから。届けるべきだから。

だから、色んな観点から読んでほしいと思います。

「アフリカ文学」だから、とかそういうことではなく。
だって、そんなカテゴライズ、読んだらきっとまるで意味がないことがわかるはずです。

それがベッシー・ヘッドというひとなんです。

徳島新聞の読者の方に、届けられたのなら嬉しく思います。
それが、わたしのやりたかったことのひとつです。

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雨雲出版のオンラインストアから(ここからの注文で特典冊子つきです)



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ウェブ版は有料記事みたいです。

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『雨雲の集まるとき』刊行記念展 (2025年7月24日〜8月4日)開催