雨雲出版の新刊エッセイ

水面(みなも)をすべるモコロのように:ベッシー・ヘッドと出会ってボツワナを旅したわたしはひとり出版社をはじめようと思った



昨年のボツワナ/ジンバブエ旅を一冊の本にまとめました。
開発コンサル企業を去り、作家ベッシー・ヘッドのアーカイブ調査を主目的として実に16年ぶりに訪問したボツワナ。わたしにとってとても重要な旅でした。

旅の記録はもちろん、ボツワナでベッシーの暮らしたセロウェにゆっくり滞在し、ミュージアムに通ってアーカイブ資料を堪能でき、多くを考えました。

また、ベッシーの古い友人トム・ホルツィンガー氏とたくさん話す機会に恵まれたのは本当に貴重でした。彼の心の中にまだ生きているベッシーの存在を感じました。

それから、ベッシーの古い友人ヒュー・ピアース氏に会えたこと。
彼から聞く1970年代のボツワナは、まさに隣国南アフリカのアパルトヘイト闘争を戦ったゲリラの話。彼自身、フリーダムファイターだったなんて知りませんでした。
スパイ映画のような話はとても貴重だった。

そして、ベッシー・ヘッド研究者メアリと再会したこと。
ずっと夢だったオカバンゴ・デルタでのサンセット・モコロが実現したこと。

この旅で、強く心を動かされたことが多くありました。ひとつひとつを丁寧に描き出した本になりました。

この中のどれかが、誰かの心に響いたら嬉しく思います。

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本は、来る5月19日(日)文学フリマ東京38に出します。

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【日時】2024/5/19(日)12:00-17:00
【出店名】雨雲出版
【ブース】F-43 (第一展示場)
(入場料1,000円)オンラインチケットの入手をおすすめします
【webカタログ】
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また、現在少部数のみ雨雲出版のオンラインストアにアップしています。
文学フリマ東京に来るのが難しそうな方はオンラインでぜひ!






この本は、既刊『雨風の村で手紙を読む:ベッシー・ヘッドと出会って開発コンサルになったわたしのアフリカ旅』の続きにあたります。

新刊の方から読んでいただいてもわかるように書きましたが、初めて南アフリカと出会いベッシーを知った学生時代のころから、ボツワナ・南アフリカに行ったこと、大学院留学、国際協力業界での仕事などについて書いたので、皆さまもご自身の体験と重ねながら楽しんでいただければと思います。

既刊はこちら





表紙_水面をすべるモコロのように


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ベッシー・ヘッドゆかりのボツワナを16年ぶりに再訪した記録エッセイ本。

「細く長いモコロが静かに水面を切ると、滑らかな波が後ろへ広がっていく。空を飛んでいるかのように川を移動していると、時間の感覚も解きほぐされていくようだ。アフリカの夕暮れを写し取る鏡のような水面に、今ここにいる自分の心が映し出される。」

1990年代の大学学部生時代から南アフリカ/ボツワナの作家を敬愛し、追いかけ続けて20数年。アフリカに関わりたくて国際協力の仕事に就いて仕事をしてきたが、心身ともに調子を崩してしまったことで、本来のライフワークであるベッシー・ヘッドの本を出版することにもう一度かかわろうと決意し、実に16年ぶりにボツワナを再訪した。
年月を二回りして戻って来たボツワナで、多くのひとと会い、ベッシー・ヘッドのお墓参りをして、自分の人生で本当にやりたいことが何かを考える時間は何よりも貴重だった。そして、オカバンゴデルタでの伝統的なカヌー、モコロで夕陽を眺める長年の夢を叶えた。

しかし、帰国して事情が一変する。そのあと大きく人生の舵を切っていくことになるのだった。

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プロローグ
   アフリカで仕事がしたかった 
 作家ベッシー・ヘッド調査のためにボツワナへ行く 
 作家ベッシー・ヘッドとわたし 
再びのボツワナ行くことにした 
 ミュージアムのアーカイブ調査許可証を申請する 
 十六年ぶりのボツワナに降り立つ 
 メアリとブルース 
雨風の村セロウェにて 
 いざセロウェに向かう気持ちの高揚 
 ベッシー・ヘッドの古い友人トムに会う 
 ベッシー・ヘッドの命日、墓参りに行く 
 ベッシー・ヘッドの家「雨雲」Rain Cloudsと住人問題 
 ベッシーの孫アーロン・ヘッドに会う 
ミュージアムでアーカイブ調査の日々、雨風の村で手紙を読む 
 セロウェで暮らし、魅力に酔いしれる 
トム・ホルツィンガーとめぐる冒険 
 熱血青年そのままの彼に会った 
 ベッシー・ヘッドのアーカイブ資料に残る日本、ハワードのインタビュー音源と「すばる」記事 
 廃村に残る夢と記憶のカケラたち〜小説のモデルとなった消えた村 
 ベッシーを看取ったヒュー・ピアース氏の話に涙した〜アパルトヘイト時代の若き英国のフリーダムファイター 
旅するボツワナ 
 語りに耳を傾ける 
 再びのセロウェを去る 
 滑らかな水面を夕陽に向かってすべりゆく日〜オカバンゴ・デルタへ 
 ハボロネに恵みの雨が降る 
ジンバブエに帰る 
 友人と再会する 
 神聖なるパワースポットと人種主義〜グレートジンバブエ 
 懐かしいハラレの町で 
モコロのように旅をして 
 モコロのように旅をして 
エピローグ〜ひとり出版社をはじめようと思った 
 晴天の霹靂 
 どうして出版したいんですか 
 エピローグ

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雨雲出版の本(チラシ)A6 (105 x 148 mm)




こちらの本も文学フリマ東京でお求めいただけます。









南アフリカの作家ベッシー・ヘッド(1937-1986)の紹介をライフワークとしています。
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