最近、あらためてベッシー・ヘッドの短編集"Tales of Tenderness and Power"にはまっている。

これはベッシー・ヘッドが亡くなったあと1989年に出された短編コレクションで、短編集としては1977年に出版された"The Collector of Treasures"に次ぐ二冊目だ。

いずれの短編集も、フィクションもあればノンフィクション的な考察を書いた文章のようなものもある。さらにベッシーのフィクションは、社会情勢や歴史を踏まえたノンフィクション的な要素が多いのが特徴的だろう。

このTales of Tenderness and Powerを最初に読んだのはいつだったか忘れてしまったが、おそらく遠い昔。大学生の時じゃないだろうか。

いくつかの短編は、最初に掲載された雑誌記事などで読んだり、拾い読みしたりしたため印象に残っているが、すっかり内容を忘れている作品もある。

忘却っていいね。二度も三度も楽しめる。

さらにいうと、わたし自身もずいぶん年齢を重ねているので、読む力も印象もまるで違っているはずだ。

実は、上記二冊の短編集はいずれも90年代に日本語に訳されている。
(興味ある方は探してみてほしい。『宝を集める人』と『優しさと力の物語』だ。リンク貼りません)

お伝えしているようにこの4月から5月にかけてボツワナのセロウェでアーカイブ調査を行い、これらのタイプライター原稿も手にした。

その中で、"The Lovers"というボツワナのオツェにある丘(Letswe La Baratani: The Hill of the Lovers)にまつわる恋人たちの伝説を彼女なりの解釈で描いた物語を読みふけってしまったくらいだ。
タイプライターって、音が聞こえてきそうなくらいストレートな感触が伝わるし、手書きの校正も入っていてどきどきする。1970年代のものだ。

ベッシーの作品が日本語で出されたのは90年代のみ。
『マル』や『力の問題』他、この短編集が翻訳されている。

わたしが長い年月をかけて翻訳出版を目指して奮闘している作品は長編小説なのだけれど、ベッシー・ヘッドという作家をもっと多くのひとに知ってもらうためには、短編集が入りやすいのかもなとも思う。

これら二冊をぜんぶ翻訳するというのは気が遠くなりそうだが、いくつかの短編はわたしなりの日本語にしたい。(ちなみに著作権関係は、詳細省くけれど心配なし)

ということで、『雨雲のタイプライター』というnoteのマガジンにもう少し追加していくことにした。
とりあえず三本書いたのだが、時間差で公開することにする。

いやぁ、めっちゃいいのよ。ベッシーさん。
少しでも皆さんにおすそ分けして感動していただきたいのです。

noteの方もフォローいただけたらうれしいです





今、自分のエッセイ本のほか、色々と本の形にしたいアイディアはたくさんあるので、そのプロジェクトを進めております。

近いうちお知らせできるといいな。

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↓こちらは、『力の問題』A Question of Powerの原稿。
 歴史的!!手が震えた。(もちろんこれはコピーだけど)
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(Khama III Memorial Museum)

noteでは、原文と訳文、わたしなりのコメントをつけています。
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