ボスニア連邦のモスタルからスルプスカ共和国のバニャルカへの道は、切り立った岩山と深き森、エメラルドグリーンの川と湖、そして滝に彩られたドラマチックな地形が延々と続いている。
次々と迫りくる見上げるように大迫力な岩山。
その間を縫うように道が走り、鮮やかな緑の森とエメラルドグリーンの川が次々と現れる。
そして、森の中に赤みがかった屋根が連なる小さな愛らしい村が点在しているのだから、まるで物語のようですっかり惹きこまれてしまう。
山道を約232キロ、4時間ほどのドライブだったが、風景の素晴らしさに飽きることはなかった。
この国は水も緑もとても豊かだ。
↓こちらは、モスタルからほど近いBlagaj Tekke (Dervish House)
16世紀に建てられたイスラム教の修道院とでも言うのかな。

とにかく切り立った崖の下に建てられた建物といい、水や洞窟の美しさといい、これはもうパワースポットですな。(この単語使うと微かにチープになる気がするんだが)


この水の色よ。

修道院の中。



ハマムの天井に星がちりばめられている。
昔から色んなひとがこの地に住んできたんだなと思う。
イスラム教、カソリック、様々だ。
そしてその伝統は今でも続いている。
ボスニア・ヘルツェゴビナには、色んなエスニックグループというよりも宗教が混ざり合った独特な雰囲気がある。
モスクがあって、教会がある。
↓こちらは途中のヤイツェというところにある有名な滝。
小さな町の中心にある山の上から要塞が見下ろしている。

余談だが、このヤイツェという町はとても心にひっかかった。
山の上の要塞と、昔ながらの屋根をいただいた趣ある小さな街並みがすそに広がっていく様子が印象的で、とても魅力的だと思う。
ああ、町を歩きたい!と思ったのだが‥‥
そこはこの開発コンサルタントという仕事のつらいところだ。
様々な国の様々な土地を訪れることができるのは素晴らしいのだが、当然ながら仕事なのでスケジュールも限られていて、個人の旅のようには自由にいかない。
目がハートになるほど行ってみたい場所をあと10分の先に残して、その場を去らなくてはならないということが実はけっこうある。
プライベートで旅行していたら、なかなか大本命をわざわざ逃したりはしないだろう。
そうして、「また戻ってきてやるぞ!!」と恨みがましく心に誓うのではあるが、いかんせんそんな場所が世界各地に色々ある。
本当に人生ってままならないわね。
(でも、ダルエスサラームからザンジバルは無理やり行きました。20年来の夢の場所だったので)
代わりにこの記事を紹介しておく。


さて、ボスニア・ヘルツェゴビナ。
この辺りだけということはないのかもしれないけれど、要塞がとても多いなと思う。
長い歴史の中で、町や国を守るために建てられた要塞は、深い山々の上から今でも町の人々の暮らしを見守っている。
この地域を旅しているとそんな風に感じる。
知らない国を旅している中で学ぶことが本当に多いけれど、ありがたいなと思うのが同行してくれている現地アシスタントさんやドライバーさんの存在だ。
他の国でもそうだったけれど、その国で生まれ育ったひとが教えてくれる様々なことこそ、国の歴史や社会経済、文化に関する情報が豊富で、率直な意見も聴け、個人的にも多くを知ることになったし、結果的に仕事にもずいぶん役立ってきた。
だからわたしはたくさん話を聞きたいし、その国に暮らしてきたごく普通の人たちから少しでもその国のことを知ることができたらいいなと思っている。
これも仕事でサポートしてくれるひとたちを(わたしがお金を払って雇うことなく)お願いすることができているからこそなのかもしれない。
そう考えるとありがたいか。
自分自身の世界を広げるために大切な素晴らしい数えきれないほどの機会を、仕事を通じていただいているのだから。
ーー
さて、長い山道を超えて、ボスニア・ヘルツェゴビナを構成するエンティティのひとつスルプスカ共和国のバニャルカへやってきた。
*ちなみにこれは5/10の話。現在は、北マケドニアのスコピエの空港でこれを書いています。次の国へ移動です〜

(続く)
南アフリカの作家ベッシー・ヘッド(1937-1986)の紹介をライフワークとしています。
(詳しくはこちら)
■作品の翻訳出版に向けて奔走しています。
■作家ベッシー・ヘッドについてnoteで発信しています。
⇒ note「ベッシー・ヘッドとアフリカと」
⇒ note「雨雲のタイプライター|ベッシー・ヘッドの言葉たち」
==
■ Amelia Oriental Dance (Facebookpage)
■ 『心と身体を温めるリラックス・ベリーダンス』
■ Rupurara Moonアフリカンビーズ&クラフト



↓更新通知が届きます

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その間を縫うように道が走り、鮮やかな緑の森とエメラルドグリーンの川が次々と現れる。
そして、森の中に赤みがかった屋根が連なる小さな愛らしい村が点在しているのだから、まるで物語のようですっかり惹きこまれてしまう。
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この国は水も緑もとても豊かだ。
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16世紀に建てられたイスラム教の修道院とでも言うのかな。

とにかく切り立った崖の下に建てられた建物といい、水や洞窟の美しさといい、これはもうパワースポットですな。(この単語使うと微かにチープになる気がするんだが)


この水の色よ。

修道院の中。



ハマムの天井に星がちりばめられている。
昔から色んなひとがこの地に住んできたんだなと思う。
イスラム教、カソリック、様々だ。
そしてその伝統は今でも続いている。
ボスニア・ヘルツェゴビナには、色んなエスニックグループというよりも宗教が混ざり合った独特な雰囲気がある。
モスクがあって、教会がある。
↓こちらは途中のヤイツェというところにある有名な滝。
小さな町の中心にある山の上から要塞が見下ろしている。

余談だが、このヤイツェという町はとても心にひっかかった。
山の上の要塞と、昔ながらの屋根をいただいた趣ある小さな街並みがすそに広がっていく様子が印象的で、とても魅力的だと思う。
ああ、町を歩きたい!と思ったのだが‥‥
そこはこの開発コンサルタントという仕事のつらいところだ。
様々な国の様々な土地を訪れることができるのは素晴らしいのだが、当然ながら仕事なのでスケジュールも限られていて、個人の旅のようには自由にいかない。
目がハートになるほど行ってみたい場所をあと10分の先に残して、その場を去らなくてはならないということが実はけっこうある。
プライベートで旅行していたら、なかなか大本命をわざわざ逃したりはしないだろう。
そうして、「また戻ってきてやるぞ!!」と恨みがましく心に誓うのではあるが、いかんせんそんな場所が世界各地に色々ある。
本当に人生ってままならないわね。
(でも、ダルエスサラームからザンジバルは無理やり行きました。20年来の夢の場所だったので)
代わりにこの記事を紹介しておく。


さて、ボスニア・ヘルツェゴビナ。
この辺りだけということはないのかもしれないけれど、要塞がとても多いなと思う。
長い歴史の中で、町や国を守るために建てられた要塞は、深い山々の上から今でも町の人々の暮らしを見守っている。
この地域を旅しているとそんな風に感じる。
知らない国を旅している中で学ぶことが本当に多いけれど、ありがたいなと思うのが同行してくれている現地アシスタントさんやドライバーさんの存在だ。
他の国でもそうだったけれど、その国で生まれ育ったひとが教えてくれる様々なことこそ、国の歴史や社会経済、文化に関する情報が豊富で、率直な意見も聴け、個人的にも多くを知ることになったし、結果的に仕事にもずいぶん役立ってきた。
だからわたしはたくさん話を聞きたいし、その国に暮らしてきたごく普通の人たちから少しでもその国のことを知ることができたらいいなと思っている。
これも仕事でサポートしてくれるひとたちを(わたしがお金を払って雇うことなく)お願いすることができているからこそなのかもしれない。
そう考えるとありがたいか。
自分自身の世界を広げるために大切な素晴らしい数えきれないほどの機会を、仕事を通じていただいているのだから。
ーー
さて、長い山道を超えて、ボスニア・ヘルツェゴビナを構成するエンティティのひとつスルプスカ共和国のバニャルカへやってきた。
*ちなみにこれは5/10の話。現在は、北マケドニアのスコピエの空港でこれを書いています。次の国へ移動です〜


(続く)
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