ベリーダンサーさんでも知らない人もいると思うけれど、Teel Fanというプロップがある。
アメリカのベリーダンサーVictoria Teelのオリジナルで、一般的なファンベールよりもひと回り以上大きく、ベールの端が直線ではなく曲線になっている。

見た目も美しく動きが華やかなこのプロップを好んで使っているが、そんな中、わたしのインスタグラムになんとVT本人がメッセージをくれた。
どうも、わたしが自撮りしていたリハ写真をインスタで見つけて気に入ってくれたらしい。

何ともはや。ありがたい。恐れ多い。
(; ̄Д ̄)

ミーハーなわたしはテンション上がりまして「アナタ様のオンラインクラスを受けておりますです!!」とアピった。


わたしがこのTeel Fanを使い始めたのはそれほど前でもない。

2020年6月に、わたしの悪魔のベリ友(アメリカ人)のElisabethが、南アフリカのダンサーと企画していたシアトリカルベリーダンスショーがあった。
これは、2018年に東京でわたしと彼女が主催したシークレットガーデン・シアトリカルベリーダンスショーの「続き」である、物語のあるベリーダンスショーだ。

東京よりも数倍パワーアップし、世界10カ国から32人のベリーダンサーが参加する予定だった。
共通点は、ストーリーのプロットがあること。そして全部群舞であること。

何人かで数曲ずつ群舞を作り、全部で二十数曲。
全員が少なくとも十数曲に出演する企画で、しかも本番直前の一週間でフォーメーションを仕上げるという鬼のようなスーパープロの舞台だった。

わたしは、作る方は一曲だけということで許されたのだが、無茶振りクイーンの友人Elisabethがわたしに出した宿題は以下の点のみ。

・テーマは「夜明け」
・6人の群舞
・Teel Fan
・曲は探してネ!

ということで、触ったことのないTeel Fanを入手後、慌ててまずはVTのオンライン講座を受講して練習を始めたのであります。
使えないと振り付けどころの話じゃないしな…

結局、このご時世で南アフリカのシアトリカルベリーダンスショーもキャンセルとなり、いつ上演できるかもわからなくなった。

わたしには、6人のフォーメーションの振り付けとTeel Fanだけが残ったのであります。
(何気にフォーメーションの振り付けを作るのはとても好きでわりと得意だと思うので、もっと機会があるといいなと思ってる)

その後のわたしは、とにかくこの面白いプロップを練習しようとVTの講座や自主練を続け、少しずつ人前でこれを使って踊るようになってきた。

ここ何年かの間に、ベリーダンス界では大道芸人並みに高度な技でプロップを操るすごいひとたちや、とてもセンスの高い人たちがたくさん出てきたけれど、わたしは自分のペースでTeel Fanをやっていこうかなと思う。

純粋にとても楽しいし、使い方によって深みも出るんじゃないかと思う。

まずは、VTの講座で技をTTP(注:徹底的にパクる)して、そのあとは自分なりに深めていければいいんじゃないかな。

これからも、Teel Fanの使い手でもあるAmeliaとして、楽しんでいきたい。



ちなみに、今思ったけれど。
あの「夜明け」の6人の群舞、Teel Fanさえ人数分入手できればそれだけスピンアウトして日本でどこかで上演できるかしら。
(本体もやってないのにスピンアウトだけど)

それも面白いかも。


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写真はシルクロードカフェより。
photo by HORIさん


ちなみに、南アフリカに向けた夜明けの曲はこちらを選びました。
この怪しい動画の内容は関係ないですヨwww





南アフリカの作家ベッシー・ヘッド(1937-1986)の紹介をライフワークとしています。
(詳しくはこちら)

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