最近、この方の本にはまっていて、これで3冊目。

バングラデシュでバウルと呼ばれるひとたちを探しに行った旅の記録である。
バウルというのは、もちろん詳しくは本書をぜひ読んで知っていただきたいのだが、単なる歌うたいでもなく、深い文化と歴史に根差して変化しつつ大切な心を伝える存在なのだなとわかった。




元国連職員で国際協力分野でのバリバリなキャリアを持っている著者だけに、その視点もグローバルなところから歴史的なところまで客観的にカバーしていて、とても説得力がある。

そして、純粋な好奇心や素直な感情が書かれていることも魅力的だ。

この本に惹かれた理由がもうひとつある。

わたしも2013年、出張でバングラデシュを訪れている。
そのときの週末に、偶然だったがまるで物語の世界のように雰囲気のある古い楽器店を見つけ、弦が一本のエクタラという楽器や、アコーディオンかオルガンのようなハルモニウムという楽器を見せてもらったのだ。

これらの楽器は、バウルの演奏に使用されるわけだが、この楽器店の向こう側にはこんなに深い音楽と文化の世界があったのかと、断片に触れた未知なる世界にワクワクが止まらなくなった。

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わたしは現在、開発コンサルタントとして国際協力の世界で仕事をしているけれど、その理由のひとつは「知らない色んな国に行きたい」という単純なものだ。

そして、その夢はもちろん叶ってはいるのだが、やはりそこは仕事の出張。

その国のことを知ろうとあちこちたずねたり、色々旅してみたりということはなかなかできないし、多少週末などにできてももちろん限界がある。

バングラデシュに行った時も、結婚式に招待してくれると地元のひとにいわれたのだが、結局行けずじまいだったのだ。

だから、この本の著者のような旅は憧れでもある。
自分もぜひ、こんなにワクワクする深い旅ができるといい。

そんな気持ちにさせてくれる一冊だった。






ところで、バウルはエチオピアの「アズマリ」を連想させるものでもあった。
もちろん、文脈は違うのだけれど、きっと世界各地の音楽や語り、踊りをたどっていけば、その土地に根付く文化と歴史の記録みたいなものが多く出てくるのだと思う。

↓アズマリについては、この川瀬慈氏の本に詳しい。

エチオピア高原の吟遊詩人
川瀬 慈
音楽之友社
2020-10-29


音楽と踊りを巡る世界の旅をしたい!



南アフリカの作家ベッシー・ヘッド(1937-1986)の紹介をライフワークとしています。
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