南アフリカ出身でボツワナに亡命した作家ベッシー・ヘッド(Bessie Amelia Emery 1937-1986)について、まとまった文章を書き留めるためのnoteマガジンをはじめました。
改めて簡単に書いておくと、わたしは学部生だった1990年代後半からアフリカ研究をはじめ、作家ベッシー・ヘッドのことをライフワークとしています。
南アフリカに生まれてボツワナに亡命し、作家として成功するも1986年にボツワナのセロウェ村で48歳の若さで亡くなったベッシー・ヘッド。
その作品のひとつを日本語で出版したくて画策しながら、20年以上が過ぎました。
仕事で忙しく、ダンスで忙しく、これほど大切なプロジェクトがなぜどんどん後回しになってきたかという深い反省をしています。
この20年がどれだけ長い月日であり、わたしはあと何年生きるのか、そのときまでに何が実現でき何を残せるのかということを最近よく考えるのです。
翻訳のことを相談し、お世話になった何人かの方も、ベッシーの息子も亡くなりました。
その多くがまだ40代や50代の若さでした。
何度も自分の不甲斐なさに泣いたけれど、わたしはまた何度でも日々の忙しさに飲まれていく。
この繰り返しでした。
未だに出版は実現していません。
今年、また改めて訳文を全部見直しつつ、何人かの出版関係者、ボツワナでお世話になった方、イギリスの版権関係者などとやり取りをしています。
そして、あるアメリカの方がはじめられてインスタグラム上で大きな動きとなっている「100日プロジェクト」にも参加しました。
100日プロジェクトとは、ただハッシュタグ #The100DayProject をつけながら参加者が一斉に同じ100日間何かしらの「アート」を投稿するというものです。
わたしは、もっとも大切なプロジェクトであるベッシー・ヘッドの小説の訳文見直しという(なんともビジュアル的に映えない)プロジェクトにしました。
ここまで毎日ちゃんと向き合う時間は初めてで、なによりも貴重な時間でした。



今年、コロナというグローバルな災厄に見舞われた世界ですが、多くの価値観や生き方がシフトしていく中、わたしもいろんなことが変化しました。
そして、改めて自宅でベッシー・ヘッド作品と向き合い、何度も心動かされ一人涙しました。
出版関係の方で何人かの方はとても親切にしてくださった。
そしてその方々のアドバイスから大切な気づきを得ました。
学生の頃や20代くらいの若い頃は、きっと焦っていたのだと思います。
キャリアもうまくいかず(恋愛もな)、わたしこそがベッシーの作品や文章をもっともよく伝えられるはずだと気持ちばかりが先走っていた。
そして、ようやっと今さら気がついたのです。
わたしは、修士論文などは書いてきたのですが、ベッシー・ヘッドについて書いたことといえば、せいぜいどこかに短い寄稿をするか、小さな講演をするか、あとはブログに書き散らかすばかり。
主観的、感情的、断片的なものばかりで、結局、ベッシー・ヘッドがどんなひとで、どんな文章を書き、その作品や考え方にどのような意義があるのか、ほとんど伝わらない。
愕然としました。
わたしは誰よりも熱意を注いでいるはずなのに、誰よりも書くべきなのに、まとまったものをまったく書いていなかったのです。
それなのに、ベッシーの本を出す!などと息巻いていた。
この気づきにやってくるまで、いったい何年かかったことかと考えると実におそろしい。
ベッシー・ヘッドが亡くなった48歳まであと数年となった今、自分と彼女との関わりが変わってきて、自分もまた時を経て変わってきたのだと思います。
もちろん、まずは今翻訳している作品(10年以上かけていることに驚く)の出版をすることがひとつですが、それ以上に、わたしが生きているうちにわたしがいちばん伝えたかったことを書きまとめていく。
このことが何より大切なのだと気づきました。
そこで、うっすら埃をかぶっていたnoteのアカウントを開き、新しくマガジンを開設しました。
ここに、きちんと書きまとめていくというのを、今後の「毎日プロジェクト」にしていきたいと思っています。
もちろん、翻訳の文章のさらなる見直しと出版社との話し合いも続けていきます。
助成金の申請だってやります。
仕事の忙しさに負けてしまったら、それこそまた同じ年月がかかってしまう。
いま、時を得てこんなに様々なツールが世に出てきた時代、これを活用し、ワークインプログレスという形でも発信をしていきたいと考えています。

このnoteマガジンをぜひフォローしていただき、ベッシー・ヘッドについて知っていただきたいです。
その美しく力強い文章に感動してもらえれば嬉しいです。
そして、これだけは伝えたい。
自分が本当にやりたいこと、大切なこと、好きなこと。
後回しになっていませんか。




どうかフォロー願います








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改めて簡単に書いておくと、わたしは学部生だった1990年代後半からアフリカ研究をはじめ、作家ベッシー・ヘッドのことをライフワークとしています。
南アフリカに生まれてボツワナに亡命し、作家として成功するも1986年にボツワナのセロウェ村で48歳の若さで亡くなったベッシー・ヘッド。
その作品のひとつを日本語で出版したくて画策しながら、20年以上が過ぎました。
仕事で忙しく、ダンスで忙しく、これほど大切なプロジェクトがなぜどんどん後回しになってきたかという深い反省をしています。
この20年がどれだけ長い月日であり、わたしはあと何年生きるのか、そのときまでに何が実現でき何を残せるのかということを最近よく考えるのです。
翻訳のことを相談し、お世話になった何人かの方も、ベッシーの息子も亡くなりました。
その多くがまだ40代や50代の若さでした。
何度も自分の不甲斐なさに泣いたけれど、わたしはまた何度でも日々の忙しさに飲まれていく。
この繰り返しでした。
未だに出版は実現していません。
今年、また改めて訳文を全部見直しつつ、何人かの出版関係者、ボツワナでお世話になった方、イギリスの版権関係者などとやり取りをしています。
そして、あるアメリカの方がはじめられてインスタグラム上で大きな動きとなっている「100日プロジェクト」にも参加しました。
100日プロジェクトとは、ただハッシュタグ #The100DayProject をつけながら参加者が一斉に同じ100日間何かしらの「アート」を投稿するというものです。
わたしは、もっとも大切なプロジェクトであるベッシー・ヘッドの小説の訳文見直しという(なんともビジュアル的に映えない)プロジェクトにしました。
ここまで毎日ちゃんと向き合う時間は初めてで、なによりも貴重な時間でした。



今年、コロナというグローバルな災厄に見舞われた世界ですが、多くの価値観や生き方がシフトしていく中、わたしもいろんなことが変化しました。
そして、改めて自宅でベッシー・ヘッド作品と向き合い、何度も心動かされ一人涙しました。
出版関係の方で何人かの方はとても親切にしてくださった。
そしてその方々のアドバイスから大切な気づきを得ました。
学生の頃や20代くらいの若い頃は、きっと焦っていたのだと思います。
キャリアもうまくいかず(恋愛もな)、わたしこそがベッシーの作品や文章をもっともよく伝えられるはずだと気持ちばかりが先走っていた。
そして、ようやっと今さら気がついたのです。
わたしは、修士論文などは書いてきたのですが、ベッシー・ヘッドについて書いたことといえば、せいぜいどこかに短い寄稿をするか、小さな講演をするか、あとはブログに書き散らかすばかり。
主観的、感情的、断片的なものばかりで、結局、ベッシー・ヘッドがどんなひとで、どんな文章を書き、その作品や考え方にどのような意義があるのか、ほとんど伝わらない。
愕然としました。
わたしは誰よりも熱意を注いでいるはずなのに、誰よりも書くべきなのに、まとまったものをまったく書いていなかったのです。
それなのに、ベッシーの本を出す!などと息巻いていた。
この気づきにやってくるまで、いったい何年かかったことかと考えると実におそろしい。
ベッシー・ヘッドが亡くなった48歳まであと数年となった今、自分と彼女との関わりが変わってきて、自分もまた時を経て変わってきたのだと思います。
もちろん、まずは今翻訳している作品(10年以上かけていることに驚く)の出版をすることがひとつですが、それ以上に、わたしが生きているうちにわたしがいちばん伝えたかったことを書きまとめていく。
このことが何より大切なのだと気づきました。
そこで、うっすら埃をかぶっていたnoteのアカウントを開き、新しくマガジンを開設しました。
ここに、きちんと書きまとめていくというのを、今後の「毎日プロジェクト」にしていきたいと思っています。
もちろん、翻訳の文章のさらなる見直しと出版社との話し合いも続けていきます。
助成金の申請だってやります。
仕事の忙しさに負けてしまったら、それこそまた同じ年月がかかってしまう。
いま、時を得てこんなに様々なツールが世に出てきた時代、これを活用し、ワークインプログレスという形でも発信をしていきたいと考えています。

このnoteマガジンをぜひフォローしていただき、ベッシー・ヘッドについて知っていただきたいです。
その美しく力強い文章に感動してもらえれば嬉しいです。
そして、これだけは伝えたい。
自分が本当にやりたいこと、大切なこと、好きなこと。
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