ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
渡邊デルーカ瞳
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2019-04-26



「ブランディングとは経営戦略です」というテーマで始まるニューヨークでアートディレクターとして活躍されているデザイン会社HI(NY)のお二人の著書。

日本のビジネス界にはなかなか十分に浸透していない経営戦略としてのデザイン、ブランディング、伝える力について書かれていて大変に面白くわくわくして読める一冊だった。

本書は、実際にブランディングをするにはどうすれば良いのか、エクササイズや事例もたくさん盛り込んであってとてもプラクティカルだ。


ブランディングやデザインとは、見た目の良いものを作るということではなく、その企業やブランドの持つソウルを表し、戦略的に伝えるもの。つまり経営戦略の大事な柱となる部分である。

この感覚が、日本とニューヨーク(だけではないが)とは大きく違っているところへの問題意識から、本書は経営戦略としてのブランディングをとてもわかりやすく説明している。

日本人はなぜ「伝える」のが苦手なのか。

このテーマをけっこう掘り下げていて、もう、わかる!とうなずきっぱなし。
「デザイン」という言葉を聞いただけで尻込みしてしまうひとのなんと多いことか、自分の仕事の中にすでにある「アート」や「デザイン」への驚くほどの理解のなさよ・・・

本書はデザイナーが書く本だけあって、物事をシンプルに整理していってポイントをきれいに抽出していく感じが本当に心地よい。

このアートの感覚というのが、ビジネスにはとても重要だし、もちろんコンサルタント仕事においても欠かせないものだとわたしは強く思っている。

そして、それが「後回し」にされがちだということも。

国際協力コンサルタントとして働いていて思うのは、特殊な世界すぎてなかなか一般に伝わっていないということだ。

SDGsの認知度が上がり、国際協力界隈でもウェブやイベント、SNSで発信したりということは昔と比べてここ数年で格段に増えた。

だが、やはり「本業」ではないという捉え方をされていることに関しては、危機感を覚えている。

いちばん大切なのは、「良い仕事をしていれさえすれば良い」ということではない。どのようにして、それを伝えていくかというところなのだ。

現在、コンサルタント仕事でもわたしはこのブランディングについてあれこれ画策しようとしている。

ネーミングセンスというのも大事だ。(わたしはここ数年何本も出してきたプロポーザルの中でかなり面白いネーミングをつけた企画を盛り込んでいるのだが、なかなか案件自体が実現していないのが寂しい)

国際協力業界は、これからどんどんオープンになっていく。
これまでは、何もしなくても「特殊な」仕事ができていたのかもしれない。
だが、時代は変化し、自分たちの企業フィロソフィーやブランディング戦略ができていないひとはどんどんおいていかれる時代になるのではないかと思っている。

日本の中に対しても、海外に対しても、伝えるべきメッセージをきちんと「伝える」
その戦略と技術とを、経営の根幹にいれていくということは、何よりも重要なのではないだろうか。




ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
渡邊デルーカ瞳
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2019-04-26



FullSizeRender


ちなみに、Rupurara Moonは正式なロゴは定めていないけど、イメージカラーやトーンはかなりこだわっています。


==
■ Amelia Oriental Dance (Facebookpage)
■ 『心と身体を温めるリラックス・ベリーダンス』
■ 『ベリーダンサーのためのバレエ・エッセンス』
■ The Rhythm of Sunrise 〜ベリーダンサーAmeliaラジオ〜
■ Rupurara Moonアフリカンビーズ&クラフト
 Rupurara Moon African Beads & Crafts
 








にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ベリーダンスへ