コンサルお仕事が超ピークに突入しておりますが、
心は静か、マインドはあれこれ思い巡らせてヘビーだけど
わりと楽しいシーズンなのであります。

そんな中、まだ書いていなかったのでこの本についてメモ。
書きたいブログ記事が追いつきませんが、ポレポレです

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先月のタイ・ラオス旅行で、
バンコクから日帰りでパタヤのビーチリゾートエリアへ。

まあ、海を見て
海老食べてビールをいただいていただけなんですけど🍺



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たまたまウドンタニに行くとき、
国内線のフライト待ち時間で本屋さんをぷらぷらしていたら
この本が目に止まりました。

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パタヤの天使たち。

ビーチリゾートのパタヤやバンコクで
「外国人」を相手に体を売る女の子たちのインタビューです。



この旅行中に全部読んでしまいましたが、
穏やかな心ではとても読めるものではなかった。

でも、「同情してほしいわけじゃない」んです彼女たち。

ただ、多くの子たちは10代で貧しい村から
都会やパタヤの「バー」で働かないかと誘われて出てくる。

ほとんどが、教育もなく
貧しい家の出で、田舎にいても安い賃金の仕事しかない。

それで、都会に出てくるんですね。

外国人に対して、女の子たちが自分を売る金額
どれくらいか知っていますか。

ケースバイケースだけれど、たとえば
1,500バーツくらいなんですね。場合によってはもっと安い。

それって、日本円にしてせいぜい5000円足らず。
日本で受けるマッサージやなにかより安いです。

先進国のひとにとっては、いくらもないお金でしょう。

それでも、この道を選んだ子たちは
お金を稼げるこの仕事を続けているんですね。

中には、外国人と恋に落ちてヨーロッパなどに行く子もいる。

いつか誰かがこの生活から救い出してくれるんじゃないかと夢見てたりして。
超現実的な子もいるけど
田舎とバー以外に、世界をよく知らないし、
教育も受けていないし、若い。

そして、男の人に連れられてヨーロッパに行ってもまた同じ生活に戻ってきたりするんです。
なかなか抜けることができない。

このカラクリって、海外から女の子を目当てにやってくる
たくさんの外国人の存在がある限りなくならない。
そして、そのループの中に日本人だってたくさんいるんですよ。

同じ日本人として、苦しくて恥ずかしくて
とても悲しい気持ちになりました。

リアルなインタビューを世界に出すというのは
とても意味あることだなとおもいます。

セックスビジネスと、もう一歩踏み込んで
海外で安い値段で「女の子を買える」と思っているひとたちの異様さと、
国内で無数に耳にする危うい「性癖」については
闇が深い。ほんとうに深い。

パタヤに行って、そういうこともちゃんと
考えることができたのは良かったと思います。

すごくリアルだった。

この本については、
一緒にみんなでラオスに行ったとき、
お酒を飲みながらタイ料理屋さんのママの息子さんと
議論しました。
(日本に長く在住していて日本語も達者、日本文化に知見も深い青年です)
タイのひとからみた日本の異様さについて。
意見を聞くことができたのはとても貴重でした。

彼はよーくわかってた。

(本を触っただけで、うあ〜もうわかる、つらい(←日本語)と言ってた)

楽しい旅だったけれど、
もう少し、タイのこと
そして日本とのつながりについて知っておきたいなと思いました。




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