ボツワナの外務国際協力大臣ユニティ・ダウ(Unity Dow)の小説
『隠された悲鳴』(The Screaming of the Innocent)の邦訳版を読了。
一気に読んでしまった。

この人のことを知ったのは、2007年のことだった。
ボツワナで、作家ベッシー・ヘッドの生誕70年記念で様々なイベントがあり、
当時ジンバブエに暮らしていたわたしは、2度もジンバブエとボツワナを往復したのだ。
そのときに、世界中から集まったベッシー・ヘッドのマニアのひとりが
熱くお勧めしていた作家だった。

ぜひ日本語に訳せばいい!と言われた。

それがこの、ユニティ・ダウだ。

ボツワナの乾いた空気が伝わってくるような文章だった。
そして、ボツワナの「呪術」のことや
それに絡む政治のことをリアルに描き出すその世界に、
完全に引き込まれてしまった。

サスペンスなのでネタバレは罪だから言わないけど
とにかくやっぱり最後にどーんとすごいの持ってきたというかんじ。
これ、続編あるんだっけ??っていいたくなる。

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政治の世界でも、呪術の影響力って強いと思う。

まぁ、どこの国でも多かれ少なかれ、
宗教とか呪術的なものとか、色々絡んでくると思うけど
それを「判事」がフィクションとして描き出すところが
このひとの強烈さを物語っている。

ベッシー・ヘッドも、違う意味で「伝統」に
深く切り込んだ作家だ。
すごく鋭い。
そして美しい。

ユニティ・ダウの文章は、もっとプラクティカルで
それでいて心理的なものもよく描き出されている。
でも法律の世界のひとだなという感じがする。



ところで、最初に書いた2007年のこと。

ボツワナと南アフリカでベッシー・ヘッドの生誕70周年を祝い
各地でイベントが行われていたのだが、
ベッシーが暮らしたセロウェ村で行われたイベントの最初に
講演をしたのがこのユニティ・ダウ氏だった。

その時の写真が、たくさんベッシー・ヘッド・ヘリテイジ・トラストの
ページに載っている。

2007年 Bessie Head Fest




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セロウェ村で行われた式典のときのユニティ・ダウ氏。

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そういえば記念の植樹も。

ダウ氏と、ベッシー・ヘッドの息子ハワードが植えた。
あれからもう12年くらい経っているんだね。
少しは木が成長したのではないかしら。

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このときの経験は本当に貴重なものがあったけれど、
それはわたしのKindle本(下にある)や
このブログの2007年7月のところに書いてあるはず。

↓ちょっと写ってる当時のわたし笑

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ちなみにちなみに!!

2007年、ユニティ・ダウ氏のベッシー・ヘッド記念イベントに寄せた
スピーチの原稿が全部載っています!!
わお!これです。
彼女らしい鋭く力強い文章だわ。読んでほしい。

BESSIE HEAD
– THE EYES WITH WHICH SHE SAW
REMARKS BYJUSTICE UNITY DOWATBESSIEFEST 2007
– THE COMMEMORATIONOFBESSIE HEAD’S 70TH BIRTH DAYSEROWE
– 15 – JULY – 2007


あのとき、世界中から集まったベッシー・ヘッドのファンや
ゆかりのひとたちを唸らせるような、
明らかにキラリとひかるエネルギーと才能に溢れる判事さま。

大臣になったのだなぁと感動。

そして、小説。

あと何冊か、原文で読んでみようと思う。

彼女とボツワナで出会えてなんだか幸せだなと思った。

ぜひ、読んで。

隠された悲鳴
ユニティ・ダウ
英治出版
2019-08-30



わたしも、
作家ベッシー・ヘッドの翻訳の出版、実現してみせるわ。

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