ありがたいことにここ数年、
ベリーダンサーとしてもオーガナイザーとしても
少しずつ活動を広げてちょっと前進させていただいている。

国際協力コンサルタントは途上国への数週間から数ヶ月単位に及ぶ
長期出張があるので、特にオーガナイザーとしては
とても両立が難しいはずなのだけれど、なんとかやりくりはできている。
今のところ。

昨年はシークレットガーデンというシアトリカルベリーダンスを
主催し、それはそれは大変だったのだけれど
自分にとってとてもとても重要だった。

来年は、もっとたくさんの国の人たちと
南アフリカでのシアトリカルベリーダンスショーをやる予定。
(今回日本からは誰も誘っていません、ごめんね、次回)

そんな折、所属している勤務先の会社も代替わりになり、
社長と所属部長が新しくなった。

直属の上司にあたる所属部長はわたしと年齢の近い女性で、
とても聡明で理解あるひと。
古い体質の会社を少しずつ改革している。

そんなとき、ちょうど彼女と個別面談の機会があり。
この会社に入って、だいたい4年くらい。
わたしはベリーダンス活動のことなどを初めてきちんと伝えることに決めた。

正直、ベリーダンスをはじめてもう13年?くらいになるけど、
職場のひとに「オフィシャル」に言うことは避けてきた。
昔は言ったこともあったけど、もう遠い昔

なぜ避けているか。

(1)ベリーダンスへの先入観、無知からくる誤解
これで、正直失礼な態度を取られて嫌な思いをすることが数えきれない。
数年ぶりに会ったら、突然腰をくねくねさせて「やってるぅ〜???」とかね。
実際に観たこともないだろうし、わたしの活動も知らないくせにな。

(2)芸術への社会の未成熟さ
正直、芸術を嗜むひとがどれくらいいるかっていうと
この国は残念ながら欧米などに比べるとだいぶ未成熟だと思う。
アートや音楽、その他芸術に対する、奇妙な偏見や誤解、
意味のない気恥ずかしさや難しく考える傾向。
これは、学校教育の影響もあるのかしら。
今の学校は違うのかな?
とにかく、「ダンス」に馴染みがない。

わたしにとってベリーダンスは人生の中でとても
大切な一部分。
アフリカも、ダンスも、それ以外のこともみんな等しく大切。
↑はい、ここ超重要
でも、ダンスとなるとそれが理解できないひとも残念ながらたくさんいるの。
いやほんと、いるんですよ。
ダンスは遊びか趣味としか思っていないみたいで、大事なことを話しても完全スルーされるとかね。
(リスペクトがまるでなし)

だから、今まで職場では
仲のいい人を中心に、ショーにお誘いするだけだった。
それでも勝手に写真を他の人に見せちゃう人はいるんだけどね。

オフィシャルに話をしても、理解ができないと思われるひとが少なくないので
言わなかった。

でも、ここ数年、真面目にベリーダンス活動も進んできたし、
名前もバンバン出ているし、
これからも前進していきたいし。
これはわたしの人生にとってとても大切なことなので、
お伝えすることは間違いではないと判断した。

これを後押ししたのは、
今年の夏、TICADに合わせてインタビュー記事を
asahi.comのGlobe+に掲載していただいたことだった。



Globe編集長自らが、わたしの記事を書きたいといってくださり、
実現したこの記事。
もう、ありがたすぎて、素晴らしすぎて、感謝が溢れすぎて大変だ。

この記事の何が大切かと言うと、
ベリーダンスも、コンサルタントのことも、オンラインショップRupurara Moonのことも、敬愛する作家ベッシー・ヘッドのことも、きちんとバランスよく丁寧に書いてくださり、それらをうつくしく紐づけてくださっているところ。

今まで、わたしを気に入ってくださった方などたくさんいらしたけれど、
多くの方が、わたしの活動のほんの一部だけを観ていた。

でも、この編集長様。
10年くらい前にasahi.comにコラム「シリーズジンバブエ」を連載していたときにお世話になった方で、わたしのいろんな活動を網羅して描くというとても重要なことをしてくださった。

趣味などといわれたくない。
ダンスが人生の中でどれほど大切かというのをきちんと知ってもらいたい。

そのために、この記事はとてもとても重要な役割を担ってくれた。



結局、上司はとても理解のあるひとで、
これをそっと新しい社長に見せることでお伝えしてくれた。

次の日社長室に呼ばれたら、ニコニコした社長の姿があった。

いやぁ、びっくりした、と。

社員がこうやって活躍していることは良いことだ、がんばってくれ。

というようなお言葉とともに。

それもこれも、この記事のおかげで伝わりやすかったのだと思うと
感謝してもしきれない。

速攻、編集長にお礼の思い溢れすぎるものすごい熱いメールを書いてしまった笑


わたしにとって大切なことなので、黙っている必要はない。

こうしてまた、
コンサル、ショップ、ダンサー&オーガナイザーのいずれのキャリアも
ひとつ前進したのだ。

わたしはそう思っている。


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