前記事の続き。

妊娠して学校をドロップアウトしてしまう。
また、それ以外にも様々な理由で
ドロップアウトしてしまう少女たち。



ウガンダで13〜18歳の女子約3割が学校に行っていない。
↑この数値は2017年の調査時のものなので要再チェックだけど

ウガンダの農村部にある
KadAfricaという会社は、そんな少女・女性たちに
パッションフルーツの生産を通した支援ビジネスを行っている。



起業家Eric KaduruとRebecca Kaduruの会社KadAfricaは、
14歳〜22歳の学校からドロップアウトした女性に
10人ずつ程度のグループになってもらい
土地、種子、肥料、エクステンションサービスを提供して
パッションフルーツの生産をしている。

さらに、6か月のマーケティング、アカウンティング、など
ビジネススキルの研修を行うだけでなく、
健康、栄養、性教育、衛生、感染症、
さらにはドメスティックバイオレンスといった
実に幅広い分野にわたる研修を行っている。
(100ページ超に及ぶ手作りのテキストを見せてもらったが一応非公開)

これらすべてのインプットを与え、生産されたパッションフルーツを買い取っている。
パッションフルーツは、地元マーケットだけでなく
首都カンパラや各地のホテルなどに販売されている。

これにより、ライフスキルを学ぶだけでなく
収入向上につながるし、家庭での発言権も上がる。

2012年の事業開始から2018年までに2,100名の卒業生を出したそうだ。

インタビューしてみると、
前記事のようにまだ若くして出産を経験し
学校に行っていない女性がたくさんいた。

15歳で3人の子どもがいる子も。

このビジネスを回していくために
創業者の二人はあちこちから資金を集め
土地の支援を受け、大変な苦労を重ねている。

これをビジネスという形でやっていくというのは
とても難しい面があると思うが、
それでも、
女性のエンパワーメントにつながている面もたくさんあることは
良いことだ。

結局、ものごとの一側面だけ見ていては
何も始まっていかない。
ドロップアウトする子に支援する
というだけでなく、なぜドロップアウトするのか
社会文化的背景、経済的側面、社会的セーフティーネット
など配慮していってはじめてひとつの小さな事業ができるのだろう。

もっともっと、
このようなビジネスにはインパクトをもたらしていってほしいものだな。

情報が多すぎてこのブログには書ききれないので、
もっと違う形で書きまとめたい。
ほんといい話も苦労話もたくさんある。

ちなみに、女子たちには不満だってある。
それはまたの機会に。

IMG_8224

IMG_8225

IMG_8222

IMG_8241

KadAfrica-2












==
■ Amelia Oriental Dance (Facebookpage)
■ 『心と身体を温めるリラックス・ベリーダンス』
■ 『ベリーダンサーのためのバレエ・エッセンス』
■ The Rhythm of Sunrise 〜ベリーダンサーAmeliaラジオ〜
■ Rupurara Moonアフリカンビーズ&クラフト
 Rupurara Moon African Beads & Crafts
 










にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ベリーダンスへ