つい先ほどニュースを見たばかりで
まだあまりことばが思いつかない。

緒方貞子さんが亡くなったそうだ。

Sadako_Ogata_-_World_Economic_Forum_on_Africa_2008




国際社会で本当に影響力を持ち歴史に残る活躍をする緒方貞子さん。
わたしのように、彼女を心から尊敬しているひとは
世界中にたくさんいると思う。

人間の安全保障はもちろん、その他のご著書も愛読した。
とくにUNHCRのご経験は壮絶なものがあった。

わたしがJICAの本部で仕事をしていた時期、
ちょうど緒方貞子さんが理事長だった。

彼女を理事長に、と熱い思いをもって
JICAのひとたちがラブコールをかけて実現した
という話の経緯を伺ったことがあるけれど、
ほんとうに魅力的なひとだと思う。

(たまに、エレベーターが開くと彼女と周囲の方々が乗っていることがあってびっくりしたこともあった(笑) せ、世界の緒方さんが!!!みたいな)

いちばん印象的だったのは、
JICAの理事会に一度だけ出させてもらったときの様子。

緒方貞子理事長は、やさしいパステルカラーのスーツに
ネイルもきれいな色に塗られていて、
そして、数々の発表を聞かれながら
的確で無駄のないシンプルかつスピーディな質問をした。

後ろのオブザーバー席にずらりと並んだ
職員たちと一緒にいたわたしは
終始彼女の様子に見とれていた。

(すごく印象的な質問があったけど、わたしの心の思い出にとっておく。書きません)

国際協力業界、ひいてはアフリカにかかわって生きていく中で、
彼女が与えてくださった影響はとてもとても大きい。

うまくまとめることがまだできないけれど、
悲しいけれど。

感謝したいと思う。









↓朝日新聞記事より



1927年、東京都出身。聖心女子大学を卒業後、米国ジョージタウン大学、カリフォルニア大学バークリー校で政治学博士号を取得。76年に日本初の女性国連公使となり、国連人権委員会日本政府代表などを歴任した。

 91年1月に国連難民高等弁務官に就任。国家中心の安全保障に代わる概念として、紛争や貧困など、あらゆる脅威から人々の生存や尊厳を守る「人間の安全保障」の重要性を提起。2012年の国連総会では「人間の安全保障」を重視する決議が全会一致で採択された。

 03年10月には、それまで外務省出身者がトップに就いていたJICAの理事長に就任。「現場主義」を浸透させ、海外事務所を増やすなどの改革やアフリカ諸国への援助増を推進。国際的な知名度を生かし、存在感を示した。

 12年4月から務めたJICA特別顧問時代も世界を駆け回り、シリアの難民問題などで活発に発言。「人間の安全保障の危機がイスラム圏で最も顕著に現れている」と語り、宗教・宗派、信条、人種によって保護される人に差が生まれている状況を危惧していた。「人間の『命を守る』という最も基本的なところから始めざるを得ない」と語り、赤十字国際委員会やUNHCR、ユニセフ、非政府組織(NGO)の役割を重く見ていた。



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