また遅ればせながらなんですが、
今月初めに話題になっていた日経ビジネスの特集

「日本を超える革新力:逆説のアフリカ」

とても良いアプローチの特集だと思う。

これまでフロンティアとか言われていたアフリカ市場を
もっと違った角度で捉えている。



Part1:「フロンティア」から「成長の中心」へ
アフリカへのステレオタイプな見方(政情不安、etc)を乗り越えて
セネガルでトマト大規模栽培を行うカゴメのお話。

あと、アフリカの技術から学ぶ、という視点で
ケニアのビットペサへ出資したSOMPOホールディングス。

今まで、BOPという言葉がはやっていたけれど、
だいぶステレオタイプなアフリカビジネスを印象付けることに
なってしまったのではないかなと思う。

成功しているのって、そういう「BOP」から脱却した発想をしている企業が多い。

Part2:スタートアップが勃興 技術の壮大な実験場に

ナイジェリアのスタートアップには個人的に注目している。
多くの国で、スタートアップが多く活発に活動していて、
社会的課題をビジネスチャンスとも捉え、
現地に根差した事業を行うというのはとても強い。

わたし自身も、ケニア、ウガンダ、タンザニアなどで
色んな起業家や、インキュベーター、ネットワーク組織等を
訪問して調査したけれど、彼らのエネルギーと
社会を捉える視点のシャープさは本当に先を行っている。

国際協力関係者としても、既存の考え方を超え
新しい社会的課題解決の方法を模索していかないといけないのは
(まだ認めていないっぽいひともいるけれど)明らかすぎることだ。

個別企業の話は面白い。

ナイジェリアのスタートアップ集積地「ヤバコンバレー」!
興味津々。

Part3:中国と正対しない「普通の市場」に好機

中国とアフリカとの結びつきという話は
昔からずっと日本企業のアフリカビジネス進出につきまとうが、
個人的には、中国と比べすぎなくてもいいのではと思っている。
そのようなアプローチに持っていけるといいんではないかな。

アフリカをあまり特殊な市場と考えるべきではないと
アフリカビジネスパートナーズ梅本さんは言っているけど
わたしも同感。

Part 4:ダイバーシティーはアフリカに学べ

アフリカでの女性進出の話。
確かに数値で見ると日本よりずっと進んでいる国が多い。

社会経済的な背景もあると思うけれど、
女性起業家はたくさん調査させていただいた中で
本当にたくさんエネルギーをくださったし、
同時に多くの課題にも気づかされることになった。

法制度面、ビジネス環境面で男女差別はなかったとしても、
社会文化的背景でたくさんのことを乗り越えて仕事をしてきたひとばかり。

一方で、自らを「女性起業家」とは思わない、という人もたくさん。

ビジネスは、競争でもあるからだ。
女性を特別視しない。



今まで調査を通してたくさんの話を聴いてきたことは
わたし自身にも学びになっているので、
ちゃんとアウトプットしなきゃなと思った。


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