JETROのウェブ上の地域・分析レポートの中で、
最近出ている特集「女性の経済エンパワーメント」が興味深い。

この中で、ロンドンにおいて起業するアフリカ出身の女性たちの記事が目を引く。

国際都市ロンドンで活躍するアフリカ系女性起業家たち

関連記事によると、ロンドンは起業家にとって魅力的で、
市場規模、資金アクセス、テクノロジー、人材などの面が評価され、
ニューヨーク、サンフランシスコに次ぎ、欧州トップの第3位にランクされているのだそう。

そして女性の起業家比率が高いのだそう。

アフリカ各国では、もともと女性の起業家比率が高いという記述もあるが、
それもまあ、そうといえばそう。

もっとも、起業家比率の中に何が統計データとして入っているかが気になるが、
雇用機会が限られている中で起業を選択するのがより自然だったり、
より多くの女性が関わっているインフォーマルなビジネス
(キオスクなど)が盛んというのが一つの理由だろうから一概には
アフリカ女性=起業家精神旺盛、とは言えないとは思う。

まあ、日本に比べたらずっと起業家精神は旺盛ではあるのだけれど。


pexels-photo-1181447

JETROの記事はいつもわりと色んなデータが公開されていて
とても面白いのだけれど、この記事を見ると、
英国でのアフリカ系女性の事業例は、ビジネス情報サービスから
ファッション関係から、金融までと幅広い。

(アフリカのテック系スタートアップに支援メニュを提供する
 Africa Technology Business Network面白い!とくに女性に対して力を入れている) 

また、英国で作りあげた事業を通じて、アフリカの自国に
役立つサービスを提供する企業も少なくない。

これは、アフリカ出身の人が自国のことを良く知り
ネットワークを持ち、マーケットの把握ができているからこそ
できることなのだなと思う。

アフリカビジネスというテーマでは、
先進国在住のアフリカ人起業家の動きも非常に重要だ。



やはりここでもキーワードはイノベーション

アフリカで巻き起こるイノベーションの旋風に
先進国でのアフリカ人起業家たちが後押しやネットワーキングをする格好だ。



スタートアップを支援するビジネスやNGOやファンドなどは
昨今でずいぶん増えているのだろうなと思う。

(ものすごい勢いなので、調べても調べきれないもの)

この爆発的にダイナミックな動きは、やはり国際協力というか
「開発」の世界がもはや政府や国際機関主導のものではまったくなく、
民間でのダイナミズムがけん引する時代に
すっかり成り代わってしまったということだ。

個人的にはこの動きはほんとうに興味深いし
どんどんフォローしておきたいと思っている。
(面白い動きがたくさんある)

一方で、油断すると
これまでの政府主導の国際協力の世界を中心に考えてしまいがちなことに
ちゃんと気づいて、
根本的にこれまでのやり方をまったくひっくり返しながら
仕事をしていかなくてはならないだろうな。

そうでないと、国際協力業界的に
そろそろ色んなことが大変になってきましたね。

なんてことを思う。

mainthum

特集
女性の経済エンパワーメント
働く女性、買う女性、創る女性、興す女性、学ぶ女性

(↑ところで、この右の女性の白いコートがかわいい。欲しい(笑))


==
■ Amelia Oriental Dance (Facebookpage)
■ 『心と身体を温めるリラックス・ベリーダンス』
■ 『ベリーダンサーのためのバレエ・エッセンス』
■ The Rhythm of Sunrise 〜ベリーダンサーAmeliaラジオ〜>
■ Rupurara Moonアフリカンビーズ&クラフト
 Rupurara Moon African Beads & Crafts
 



にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ベリーダンスへ