ニューヨークに長く住んでいるライターさんのエッセイ。

ニューヨークを題材にした女性ライターのエッセイは過去にも読んだことがあったけれど、この本はおしゃれでキラキラしたところはほとんどなくて、予想に反してひとの生き方や心の中に深く切り込む内容だった。

心に響く言葉がいっぱいあった。
良い本。


pexels-photo-378570




必要以上に力まずに、自分という存在にセキュアでありたい。


よくcomfortable in your own skinという言い回しをする。自分の肌の下で心地よくいられる、つまり、自分という存在に、過剰に不安になったり、過剰に自信を持ったりすることなく、等身大でいられるということだと思う。


カギは他人と自分を比べないこと。(中略)他人からの承認を求めて生きていくには、人生は短すぎる。結局、自分とつきあわなきゃ行けないのは、自分なんだから。


「Joy (喜び・幸福)とは、それを体験することを自分で選択した結果の瞬間的な存在で、恒常的な状況を表す言葉ではない」


それでも人間は、「継続的な幸せ」が可能であるという幻想を抱くし、それを目指して葛藤する。(中略)継続的な幸せなんてないのだと受入れることが出来たら、他者からの商人欲求からも解放されるのかもしれない。


ちょっと前に日本で目にして衝撃を受けた女性誌のコピーを思い出した。
「幸せだって思われたい」
自分の心と付き合っていくだけでも大変なのに、その幸せが他人に紐付いているなんて、なんて恐ろしいことなのだろう。

pexels-photo-164222




ピンヒールははかない
佐久間 裕美子
幻冬舎
2017-06-22





■ ↓↓ Kindle本を出しました! ↓↓




■noteマガジン 『ざんざんザンビア日和』

『ベリーダンサーのためのバレエ・エッセンス』(不定期開催WS)

にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ 
アフリカ(海外生活・情報)ランキングへ

 ↑ ★ 読まれましたらクリックをお願いいたします! ★ ↑

■オンラインショップ

 ☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.Rupurara Moonアフリカンビーズ&クラフト


■Twitter
africanwhaleをフォローしましょう

■Facebook Page
Facebook "Rupurara Moon African Beads and Crafts"