ザンビア17日目。

わたしには、17日前にこの国に戻ってきて以来しみじみと感動していることがある。

最初、その知らせを耳にしたときは、きゃあ!まじでっ!! Σヾ( ̄0 ̄;ノ
というように大騒ぎして感激しまくったくらいだ。

そう。

オフィスのトイレの水が流れます。(初めて)

じーん・・・感動。・゚・(ノД`)





ええっ??て思った方?

その「ええ?」はどんな意味だろうか。

アフリカってひどい?そんな風に思わないでいただきたいね。

わたしのオフィスがある建物の上水道ポンプと配管が、ずっと壊れていて水が出なかったというだけなのです。

しかも、この問題はきくところによると一年以上もこのままだったらしい。。。

このことは、以前ブログに書いたような気がするけど。



ここはルサカのいちばんにぎやかでごちゃごちゃした中心部の目抜き通り。
(でも感覚的に他の主なアフリカの大都市よりずっと状況はいい気がするけど)

都会の真ん中です。

そんな中、わたしがお仕事をしている古い建物で、トイレが使えないということで、みんなどうしていたかっていうと、トイレに行かない・・・ってことはできないので近隣の飲食店やらビルやらのトイレを拝借し続けていたというわけです。

出かけたついでにトイレを借りたり。




何が問題だったかというと、やはりみんなの「他人事感」だと思う。

トイレに水がない!と文句をいいながら行動を起こすひとがだれもいなくて、我慢する状態に慣れて一年以上というわけ。日本では考えられないですね。

我慢するのと、自分ごととして行動を起こすのと、どちらがいいでしょう。

これ、わりとアフリカでよく見られる気がするけど、ずっと誰かのせいにして笑い飛ばしたりなんかしたりするけれど、よく考えたら被害を被っているのは自分自身なのだよね。
笑っている場合か??という激しい疑問。
(水道局のせいにしたりとか。周囲の建物や、建物の一部には水が来てるんだもの、水道局のせいじゃなくね?)

そんなこんなで、外国人のわたしたちのチームが、「みんな、なんとかしようぜ!」と声を上げ、さらに色んな色んな周囲の後押しがあって(省略)実現した、水道の修理。

こんな感動的なことはありません。





こうやって、ひとつずつ自分の置かれている状況をちゃんと考えて、行動を起こしていくことってともすれば忘れがち。ひとや環境のせいにばかりしているわけにはいかない。
行動を起こせば、変えられることはたくさんあるんだから。





トイレに鍵がかかっていて、いちいちCEO秘書の部屋に取りにいっても、電球が切れていて窓の薄明かりでも、衛生的に微妙でも、個室のドアがちゃんと閉まらなくても、もちろんトイレットペーパーなんてないのがデフォルトだったりしても。

それでもわたし、幸せなんです。

そこに水が流れ、流したらタンクにまた水がたまるから。




毎日の暮らしの中で、当たり前にあると思っていることがないと、心の中にネガティブな気持ちが生まれてしまう。不満や悩みになってしまう。

でも、ないものではなくて、そこにあるものをひとつひとつ認識して感じて、感動してみてはいかがでしょう。

水がなかったトイレに、水が流れるのですよ。


日本では、物質社会の中でものや過度なサービスがあふれてしまっているけれど、それらは心を忙しくさせている要因の一つなのだと思います。
そしてそれがひとつでもなくなったら、不平不満を鳴らす。

それじゃあ楽しくないし、幸せな気分じゃない。


だから、「ないもの」じゃなくて「目の前にあるもの」を数えませんか?


ざーーーーーっ♪


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