ここしばらくわたしのコンサル関係の仕事の中心となっていた「アフリカビジネス」(アフリカへのビジネス進出)に関して、とてもわかりやすくバランスの取れたガイドブックだった。
12月に出たばかり。


アフリカビジネスを巡って、日本企業が知りたいことが網羅されていて、なかなか役立ちそう。

ほんとうに、ここに書かれているようなことを日本企業に訊かれたりしてきたので、この本が一冊あるだけでとっても便利だろう。





主な目次:

第1章 急成長するアフリカ市場
第2章 アフリカ市場の読み解き方
第3章 アフリカ市場への4つのエントリー戦略
第4章 先進企業事例に学ぶアフリカビジネス
第5章 アフリカ市場進出に向けた検討ステップ
第6章 アフリカ主要5ヵ国の概況
第7章 コミュニケーションと渡航直前準備のコツ



第2章では、アフリカ市場へ進出するリスクを始め、中間層の市場規模を始めとした経済概況を明らかにして、カテゴライズしている。
大胆だともいえるけれど、全体像が分かりやすくつかめるとても良い視点なので良いと思う。
しかもちゃんと一覧表にしてある。

こんな考え方だとわかりやすいな〜と思うところが多々あった。なかなか勉強になる。さすがコンサルタント。(←自分も)

もちろん、「正解」というものはどこにもないので、これも一つの考え方として参照する、というくらいの気持ちでいいとは思う。

 
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第4章では、アフリカ進出している主な企業12社の事例を紹介しているが、これもそれぞれのビジネスモデルが分かりやすくて良い。

興味深いのは、GEのやり方。

「金融ツールの普及による市場創造」という成功要因の事例として紹介されているが、確かにアフリカ市場で成熟していない金融市場だったり、そもそも現地の中小企業にとって資金調達が難しかったりして、ビジネス展開の制約になるケースというのはたくさん見てきた。

GEの場合、自らファンドを設立することによって、ボトルネックの解消に努力している。

これって、巨大な企業だからというものあるのだろうけれど、ここまでできれば非常に強いと思う。

願わくば、一社のビジネスの成功にとどまらず、市場全体がこれで成熟していくことによって、健全な経済成長に結びつくっていうところか。


フランス電機大手のシュナイダーエレクトリックも同様のファンドを作り、アフリカの現地中小企業への投資を可能としている。

強引なアフリカ進出で現地産業を潰すのではなく、社会に溶け込み長期的な視点から経済活性化にも貢献でき、ビジネスとしても成功をおさめられる理想に近いか。


      ★     ★



後半部分では、ほんとうに日本の企業が知りたがる実質的・具体的な情報について親切丁寧に書かれている。


これまで、アフリカビジネス進出支援の仕事をしてきてつくづく思うけれど、アフリカビジネスなんてほんとうに一筋縄ではいかないもの。

それでも、こうしてわかりやすく親切丁寧にまとめてもらえれば、「とっかかり」を掴むことがやりやすくなるのかもしれない。


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わたしもまた、まとめて発信することができるといいかなと思う。


(ちなみに、ケニアに関しては、日本企業向けの内容でこういう報告書があるのでいちおう←過去の仕事)



4492444246アフリカ進出戦略ハンドブック
小池 純司 平本 督太郎 アフリカビジネス推進事務局
東洋経済新報社 2015-12-11

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