もう一点、国際協力という観点から書き留めておきたいことがあります。


「人道支援」というものは、政治的に中立であるかのような響きがありますが、決してそうではないと思います。


日本政府がよく使う「人道支援」というチャネルですが、欧米から経済制裁を受けているジンバブエに対しても同様でした。

ただ、「支援」をしているということは、人道支援の受け手となる主体(例えば政府)が存在するわけで、その受け手と対立をしたり反発をしている人々・組織からしてみれば、どうしてもそこには政治的バイアスが生じることになってしまいます。

もちろん、ODAの世界は「外交」であるので、政治的な背景については慎重に判断されてはいる「はず」なのですが、結果として何らかのアクションを起こすということは100%のひとを幸せにするということとイコールではありません。

「支援」をしているということで、どこかしら政治的ないざこざの中心から外れた安全地帯にいるかのような、相手に感謝すらされるような錯覚に陥るかもしれない。

けれど、一部の人々に取ってそれはあまりに政治的だったり、押しつけだったり、結果として生活を壊されることにつながってしまったり、恨みを買うことすらある。


それほどに難しいことなのだと思います。


例えばシリアの人々に寄り添うこと。

それは人間として、ほんとうに大切なことだと思います。

でも、その「寄り添う」ことがどれほど難しいことであり、その行動が一人の反感も買わないという保証がどこにあるでしょう。


自分が「中立」であるという幻想、誰かを救っているという思い上がりの一方で、他の誰かを傷つけていないとどうして言えるだろう。


巧妙なレトリックで、理論立て、「正しいこと」と信じて行ったことが、どれだけたくさんの複雑で絡み合った利害関係に影響を与えているのか。



開発の世界で生きる矛盾を感じます。



これから自分はどういう立ち位置で生きていくのか、ということを考えるときなのだと思います。



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