わたしのこれまでの人生の中で、たくさんの教えをくださったり、気づきをくださったり、温かく見守ってくださったりした方々がいる。


キャリアでなかなか思うようにいかず、心が荒れていた時期も、優しく接してくださったすばらしい方がどれだけいただろうとつくづく思う。


振り返れば、そのほとんどは、わたしの愚かな仕事上のミスや、考えの甘さ、思い上がりや努力不足に厳しい言葉を浴びせるでも責めるなく、ただ見守ってくれたひとだったと思う。


数年前、某部署を去ったとき、ある方がくださったメッセージカードのことばが、いつも心に残っている。


「これまでは業務を通じて(わたしを)育成する、鍛えるという意識はありませんでした。10のレベルを期待して結果が3でもそれ以上のことは求めませんでした。これからは期待される成果をきちんと出すことが求められますので、気持ちを新たにがんばってください。期待しています」



ほんとうは、優しさとは厳しさだ。


自分でもがき、失敗し、挑戦して変わっていかなくてはならないのだから、ほんとうにそのような気持ちで見守ってくださった方がいることに気づくと、涙が出そうになる。
自分の足りなさと、相手の寛容さと。



いま、あれから数年が経ち、仕事でもプライベートでもいろんな激しい波を経てわたしは成長したと思うけど、それでもやっぱり昔と同じような弱さ、甘さ、努力不足や不器用さ(こればっかりは克服が難しいから工夫が必要だけど)といった悪い面が露呈されることがある。



そして。

偶然。




この言葉をくださった方とは、いままさにお仕事関係で別の立場でお会いすることとなった。
こんどは、わたしがきっちりと「評価」される立場だ。


そして図らずしもわたしは、自分の努力不足もあって期待値に遠く及ばない中間成果しか出せなかった。



その方は今度は、厳しい言葉を口にした。

でもそれは、ほんとうにほんとうに正しくもっともな指摘であったので、ストレートに歯に衣を着せず、一ミリの「嫌味」や「責め」も言葉に乗せず、ありのままを強くいえるその方が、(怒られているのに)ほんとうにありがたくうれしく思えた。
とても心に響いた。


やっぱりこの人は、ほんとうに優しく、ほんとうに厳しく、曲がっていないのだと思った。

そんなひとの期待に応えることができなかった自分を思うと、とてもつらい気持ちになる。


少しずつ、少しずつ。でも熱を込めて。


メンタルな重さやいろんな「心を乱すもの」があっても、わたしはいま与えられた仕事を、期待以上の成果を目指してできるだけの力を注いで取り組んでいくしかないのだなぁと思っている。


いま、少しつらいのだけれど、徐々に回復しながら・・・。






そしてその方はまた、異動されてしまった。


どこへ行かれたのかは知らないのだけれど、きっとまた会えると思う。


その時には、10ではなくて15くらいの成果を見せられたらいいと思う。





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