情報を正しく認識することが絶対に大切なのだと思います。

東アフリカのケニアへの出張から帰国して以来、会うひと会うひと「いまあっちはエボラでしょ!」という趣旨のことを言われます。
正しく認識しておられる方ももちろんいますが、恐らく「アフリカ=ひとつの国」の認識で言っている方の方が多く思われ、それが何十回も続くとさすがにうんざりします。
うんざりしたあふりかくじらにたまたま当たってしまった方、すいません。

「西アフリカ」で爆発的に広がってしまっているエボラ出血熱は、セネガルでも事例が出たそうです。

よって、こちらの記事によるとギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、セネガルの五か国とのこと。

エボラ熱、セネガルで初の感染者 西アフリカで5カ国目



一応大陸の「反対側」に位置するケニアでは事例は今のところないようですが、一部の国がエアラインを封鎖しているとはいえ、世界中毎日飛行機が飛んでいるのですから、いつどこでどのような病気が広がるかなどわからない時代になってしまいました。


世界保健機関(WHO)は、感染者が2万人に達する恐れがあると指摘するとともに、6ヶ月から9ヶ月で収束させるための戦略(ロードマップ)を発表したとのことです。

Ebola caseload could exceed 20,000 in course of emergency, UN response roadmap shows

不必要に恐れるのではなく、情報を集め、慎重になるに越したことはないと思っています。