カタールにてトランジット中。

午前三時についてひんやりしんとしていた空港も、六時を過ぎると活気に満ちてきました。

新しい空港なのだそうだ。とてもきれいで、大きい。





旅の荷物シリーズの続き。

食に関してがいちばん価値観のわかれるところだと思う。

強者は、滞在中の食料をすべて持っていくそうだ。
現地のものは口にしないらしい。
小さな携帯用クッカー的なものとか、インスタント食品の数々を持参したり。

食に関しては、危険も多いし、もっとも手っ取り早いのは「すべて持参方式」かもしれない。


(もちろん、わたしはまったく逆の発想だけど)

大学生のとき、初めて「ツアー」というものに参加して北欧(スウェーデン・デンマーク福祉研修旅行)に行ったとき、日本人の年配の方に日本食レストランに連れて行かれて衝撃を受けた。その日に、わたしは初めて、旅における日本食志向のひとたちの存在を知ったのでした。
すごくショックだった。
旅というものは、その土地のものを食べることにこそ醍醐味があると信じていたから。



もちろん、新しい土地でいきなりサラダ山盛りとかは御法度です。
冒険過ぎです。

でも、少しずつならしていって現地のものを食べるのがいちばんおいしいとわたしは思っています。

口に合わないことはあるけれど、わたしは奇妙な日本食を食べるよりずっと幸せを感じる。


モロッコの屋台のカタツムリも、ジンバブエやアフリカ諸国の芋虫(マドラ)も、見た目は正直気持ち悪いけれど、一口も食べずして眉をひそめて「うぇ〜信じられない!」という顔をするひとたちに、わたしはいつも心のなかでこっそりがっかりします。

確かに気持ち悪い見た目だったりするんだけれど、最初からネガティブなリアクションをとるということは、その国の人たちに対するリスペクトや好奇心が欠けているように感じてしまうから。
その国の人に対して、眉をひそめているように思えてしまう。

納豆とか、お刺身を、うぇ〜信じられない気持ち悪い!って言われてうれしい日本人なんてたぶんいない。


芋虫、たべてみると結構おいしいです。
でもわたしはまだ、さすがに両手一杯には食べられないけど。


旅先で体調が悪いとき(幸いなことにあんまりないけど)、ちょっとした梅干しのドライ加工したおやつとか、インスタントみそ汁とか、粉末のポカリスエット的なものとかはあると便利なので持っていきます。
夜中に仕事をしていておなかがすいたとき用に。

でも、わたしは食べものに対してはわりとどん欲な方なので、おいしいものをがんがん開拓して食べたい方ですけれども、そういうひともきっと多いよね??



一口食べたら、その味付けや香り、舌触りなどで、その国の文化の「感触」がわかる気がするんです。
心があったまったりするんです。
そして、その国の人がちょっとうれしそうな顔をするんです。

そういう瞬間がとても好き。


だから食べます。

すっごくおいしかったときの幸せ感がたまらないのです。


(ちなみに、わたしは実はお腹が弱い部類の人間ですが、いままで大変な事態に陥ったことは幸いありません。いちおう気をつけていこうと思ってます)



さ、これから何を食べようかしら。

楽しみです。

では。


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