映画『カイロ・タイム』というのを先週観に行った。

映画自体は、とても静かなストーリーで、大人の恋愛を描いたもの。
エジプトやパレスチナの政治的な側面はほんの少し触れているだけだったけれど、カイロの街の空気感、喧噪、混沌とした風景だけで、とても強いエネルギーを発していたと思う。

映画としての評価はともかく、わたしはこの作品がとても好き。
胸がいっぱいになるくらい、すてき。

主役のお二人の大人の恋愛が、とてもロマンチックでかわいくて、こちらも幸せな気分になる。
そして胸が締め付けられる感じ。
お二人とも、ほんとうにすてきだった。演技もすばらしく魅力的。

ああいう「外国」の男のひとに魅かれていく感じ、わかるわー




ベリーダンスのフェスティバルは年に何度も開催されているけれど、わたしが今年初めてエジプトを訪れたのは仕事の出張だった。

10日間ずつ2回行ったのでカイロでの滞在は計20日ほど。

それでも、有名ダンサーに踊りを習ったり大きなショーをみたりということはできなかったけれど、普段着のカイロに触れることができたという意味では、ダンサーの端くれとしてはとても良い経験をしたように今となっては感じている。

最初、飛行機が下りていく時に窓のそとには砂ばかり。砂漠だわ―、なんにもないわ―と思っていたら(←アフリカに行く感覚だった)眼下に突然、あまりにも巨大な街がうっすら見えてきてほんとうに息をのんだ。
砂埃で、見えなかったのだ。

混沌とした街のエネルギーを感じることができたのは、本当によかったと思う。

最初の週末の土日を使って、ハンハリーリ(マーケット)も行ったし、毎日どこかへ食事に出かけた。
ナイルクルーズにも乗り、Randa Kamelの踊りも観ることができた。
そして、ナイル川!

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普通のエジプト人とかかわること。
普段着の生活に少しだけ触れること。

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わたしは、踊り手としてこの空気を吸うことがとても大きな意味を成すように感じている。

そしてハンハリーリの空気感。

どこか怪しげで、暗くて、そしていろんなものがあふれているあの感じ。時間。
カイロの街は、あまりにも大きくて混沌としていて、ものすごいパワーがある。その国から、あのような音楽が生まれる。ウンカルスームだって、シャービーだって存在する「感触」がわかる。

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それから、もちろん巨大な街からすぐ近くのピラミッドという悠久の時間。

これは圧倒的過ぎて、文章には書けない。
ピラミッドの中に入る経験、生きててよかった。

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音楽と、人。
歴史と土地。
文化。

そして、今を生きているという躍動感。鼓動のようなもの。

それを肌で感じるって、生きていく中でとても大切な気がする。

知らない国の、知らない街に行って、その国の空気を感じること。

自分の人生を豊かにする、大切なことだと思う。


踊りをやっていてよかった。

↓こんなこともありました♪ さあ、この右のお方はどなたでしょう。うふふ。アトリエにて。


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ちなみに、エジプトのすてきな手工芸のひとつ。
ガラスの香水瓶(ラクダ)はRupurara Moonにもまだあります。
(ヒップスカーフ&ガラベーヤも!)

伝統技術のガラス工芸。とても繊細でうつくしいですよね。

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