何故か、いちばん最初のシーンで、深い思いが感じられるような気がして、そうそうに涙してしまった。
すごい映画だ。深く感動した。

『テザ:慟哭の大地』は1990年頃のエチオピアを描いた映画。

シネマアフリカ2013というのが開催されていて、いくつかアフリカ映画が上映されているんだけれど、案内で目に留まったこの一本だけを観に行った。

(シネマアフリカより)
Teza-b



アンベルブルはドイツで医学を学び祖国エチオピアで人々のために生きようと故郷の村へ帰ってくるが、メンギスツ政権が崩壊し変わりゆくエチオピアの革命の時代に翻弄されていく姿を描く。

多くの命が落とされ、彼自身、医学の道を志したにもかかわらず、政治に巻き込まれて自身も危険にさらされ無力感を感じている。

ときのエチオピアだけでなくドイツや他国の政治史についても深く切り取っていくこの作品は、心から素晴らしいと思った。

すべてのカット、すべての人々の横顔、表情、ことばたちにエチオピアへの強い思いが込められているようで、何よりも、アンベルブルの心に映るどこまでも広いエチオピアの空と大地に、そこに生きる人々の表情に、深く染み入る何かを感じて、最後までずっと涙がとまらなかった。目を離せない映画だ。

こんな映画観たことなかった。

(『マンデラの名もなき看守』とか『インヴィクタス』でも泣いたけど

ブルキナファソで開催されるFESPACO映画祭で上映されたとき、終わったと同時に拍手が巻き起こったそうだけれど、わたしもエンドロールが流れたときに胸がいっぱいになって思わずひとりスタンディングオベーションを(心のなかで)したくらい。←ここはジャパン。


ちなみにDVDもあるらしい。

エチオピアの風景があまりにもすばらしい。

この映画に出会えて、とてもよかったと思う。


でも、もうこれの上映は終わりみたいなので、DVDでどうぞ。

シネマアフリカは23日までやっているようです。






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