しばらくぶりにジンバブエのことを。

ZANU-PFの全国大会が開催されていたようで、当然のことながら来年予定されている大統領選挙には現役ムガベ大統領が候補になる。来年88歳。

話題となっていたのは、中国のこと。

ジンバブエでは現地化・エンパワーメント法により、外国企業の資本のうち51%を国有化するということになっているが、実際にはその運用について明確な根拠となる取り決めが詰められておらず、外国企業が投資を躊躇する主な理由のひとつになっていた。

一方、中国企業にいたっては、ジンバブエ政府は「ルックイースト政策」を推進しているため、この法律については適用しない、というような話もあった。

だが今回は一転、党の全国大会でムガベ大統領は、中国に対しても「互恵的(reciprocal basis)」になるべく、ジンバブエのルールを守って欲しいという発言。
これまでももしかしたら同様の発言があったのかもしれないけれど、中国に対しては、政府もあれこれ立場を変えているようだ。

↓関連ニュース。

Zimbabwe: Mugabe Turns Against the Chinese

些細なことかもしれないんだけれど、この「現地化法」の話になると、ジンバブエ政府の文言はまるで投資を援助と混同しているような印象をときどき受けるのだけれど・・・。

来年の選挙では、せめて暴力はおきないで欲しいと願っている。


それにしても、都市部(とくに低所得者層の居住地域)においては相変わらず水不足らしいジンバブエ。
上下水が一応整った国なのに、やはり機能してない。水道ひねっても水が出なかったり。

人々が不衛生な水を使って腸チフスが蔓延している。
これはあまりにも悲しい。
Zimbabwe: Five Deaths in Harare As Typhoid Continues to Spread

このなかでも、とくにハラレ郊外のチトゥンギザはRupurara Moonのアーティストの多くが暮らすところ。彼らの生活状況が心配。


生活の安全ってどこにも保障されていなくて、政治がひとたび混乱すれば経済も混乱し、それは国民の生活に直結していて必ず大きな打撃を与えてしまう。

これは何もジンバブエに限ったことではもちろんないわけで。

よその国の選挙の前に、ある意味、ジンバブエとはまったく違った意味の危機的状況にあるわが国の選挙ですわ。



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