はい。

すっかりいまさらな感じですが、先週、来日されたチャンギライ首相の講演会二本立てに出席しましたので、自分なりのメモを

(あくまで、あふりかくじらとしてメモった点のみ)

『ジンバブエ投資セミナー』

■政治的不安定さにもかかわらず対ジ投資への関心が高い。
■(ジンバブエの政治経済的状況からの復興に関し)これは、Story of rehabilitationである。予見性と安定性がカギとなる要素。
■課題は、インフラの整備。十分なICT、道路、鉄道、電力インフラの整備が不可欠。
(なお、選挙への監視団の派遣について、きわどい質問があったが、やはり首相はストレートに返した↓↓)
■(選挙に関する質問に関し)2008年の与野党の対立から連立政権が発足したが、いずれの問題もまだ解決に至らない。監視団の受け入れについては前向き。
■(現地化法について)外国企業の資本51%をジンバブエ「国有化」させると一口に言うが、この法律の施行については詳細を議論し手を加えていっているところ。(不明確な点が多い法律)



『民主化』@国連大学

■アフロ・ペシミズムからアフロ・オプティミズムへ。民主化は富の創造(wealth creation)が根底に必要。
■我々の財産は土地である。土地改革自体に反対の人間は誰もいない。だが、土地改革によってきちんと活用されるべき財産ということを忘れるべきではない。土地改革で農業が打撃を受けるべきではない。
■African Democracyというものはない。DemocracyはDemocracyだ。イベントではなく、プロセスだ。
(ちょっとムガベ大統領に関する若干きわどい言い回しもあったが、基本的には彼はオープンでスマートな政治家であると感じた)
(なお、ゲイ・レズビアンに関するコメントもあり。ムガベ大統領は同性愛に反対をしており、チャンギライ首相は擁護派)


彼は労働運動出身であり、とても熱いトーク(とルックス?)のひと。
でも、直接講演を聴かせていただいたのは初めてだったけれど、自分なりのストレートな言葉で語っているところは、良かったと感じている。

むろん、草の根レベルの話や、土地改革に関して、若干詳細な具体性に欠けるような面もあるかもしれないが、土地改革の問題、与野党の対立、ムガベ大統領に対する言葉は、ごまかしたり逃げたりせずはっきりとしたスタンスをとるのは彼のスタイル。

来年TICAD Vを控えたこのタイミングでの来日。

日本からの投資可能性を見込んでのことであり、また外交的にも意味があると思う。

民間企業は、投資セミナーに意外と集まっていた(ぜんぶで60名くらい?)ようだし、かつてのようにジンバブエへ日本企業が進出していく日も近いのかもしれない。

とはいえ、長い経済的混乱による打撃は大きくて、まだインフラの問題が山積み。



日ジ関係は、今後好転していくのかな。

そして、日本から近日中に官民合同ミッションがジンバブエに赴くようですね。
この辺の話は、結果どうなったのかぜひ聞きたいものです。
どんな日本企業さんが参加されたのでしょうか。資源関係ですかね。


こちらは、首脳会談の様子。



チャンギライ首相のお顔を隠し撮りしようと思いましたが、さすがにちょっと勇気がなくてやめときますた
それにしても、日本のジンバブエ関係者がたくさん集まっていてとっても面白かった。
でもムビラ関係のひとは、あんまりいなかったのかな。


わたくしも今ではジンバブエとのかかわりと言えば、Rupurara Moonという小さなお店なのですけれども、このようなダイナミックな経済復興への流れと外交関係の動きにどきどきしつつ、わたしなりに仕事を続けていきたいと思っています。


そして、次のジンバブエ出張は、おそらく秋ごろかな。まだ計画中。





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