BOPビジネスという言葉の流行はプロセスに過ぎないと思っている。

手段として、(日々の仕事として)わたしはこの言葉に関わっているし、毎日発音している。


ビジネスというものは、そもそもどんなビジネスであれ、アイディア段階ではまだ周囲から訝しげな顔をされたり、ちょっと見下されたり、何やら得体のしれないものだったりするわけで。

それを、いわゆる「BOPビジネス」というある意味とってつけたような「定義」に無理やり当てはめたものだから、ますます、「BOPビジネス全体」(はっきりいってそんなものは存在しないわけだが)をあたかも怪しいもののように思われたり、逆に慈善活動よろしく崇拝されてしまったりするわけだ。

それは、とくにビジネス界において根強い。

そのことが、この国をますます途上国から遠ざけている気がする。

偏見、先入観、新しい「概念」への抵抗。


だからものごとはシンプルに考えればいいと思う。


いわゆるBOP層を「BOP層」と呼んでいるのは、「BOP層でないひとたち」なのだ。
だから、win-win関係というのはたぶん、「BOPビジネス」という名前を忘れてしまったころにあるはずだ。



この「BOPビジネス」が流行しているというフェーズが過ぎ去れば、もっと違った段階に行けるのだと思う。

途上国=援助の対象、というところからだいぶ脱却できてきたのだ。

こういうことは、たぶんまだ、何年もかかって変化していくのだと思う。


だから私は、今しばらく、この「BOPビジネス」という「手段」に付き合っていこうと思う。


「目的」は、その先だ。

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(このウッドトレイは、ジンバブエ在住時から愛用している私物。このタイプは、最近みかけない。ショップにあるのは、模様入りのタイプ。便利ですよ)



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