ビジネスのやり方も、結局はそのひとの人となりであり、フィロソフィーの行き着くところが形になったものであると思う。

「アフリカでビジネス」というキーワードで活動するひとは格段に増えたけど、何度も言ったかもしれないが、BOPビジネスやCSRという言葉がこれまで以上に独り歩きしている感じがやっぱりぬぐえない。

個人の情熱はけっこうだけれど、他人との関係を作っていくビジネスの中で重要なのはやっぱり人間関係であり信頼関係なのであろうと思う。


もう何年も前だけれど、枝廣 淳子氏はその著書の中で、「暗黙の一人取引きをしない」と述べている。

また、わたしのお気に入りのお料理本の中で行正り香氏は、「他人に期待しないこと」と書いている。

両方とも、自分の中に生まれる相手への勝手な期待について戒めることばである。

これを守ることは、人間関係において大切だ。
相手に対する苛立ちや怒りなどのかなりの部分は、この無駄な期待に由来するものであると思う。





ただ、先週、大学時代の友人が述べたことばがある。

自分の望む人間関係を思い浮かべる、という意味の言葉である。
(ほかにもこれに関連しての議論はあったが、この場では一点のみについて述べる)

このことは、一見、上記の「相手に対する期待」ではないかというようにも見えるが、決してそうではないと解釈する。

つまり、明確化するということは、自分と相手の人間関係をどのようにしたいと望んでいるのか、自分の中で明らかにしていくことなのではないだろうか。

そうすることにより、自分自身が望んでいることと望んでいないことは何なのかが、はっきりとわかってくるような気がする。

そうすれば、相手に投げかける言葉なりアクションが変わってくるだろう。




わたしがドミニク・ローホー氏のシンプル主義に出会って以来、大きく生き方が変わったということを承知のひともいると思う。

この「シンプル主義」を、自分自身のものに変化させて実践させていくのは簡単なことではない。




しかし、人間関係について心がけていることがある。

わたしは、誰かとこのような話をしたいと望めばそれを伝えるようにし、誰かと縁を切りたいと思えばそれを実行するようになった。好きなものに好きと、嫌なものには、はっきり「自分という視点」からノーを言うようになった。

そしてそのことを、(ときどき内にこもってしまうわたしに対して)また少し別の側面から後押ししてくれたのが、上記の友人の言葉だったと思う。

明確に発言する。アクションに移す。

そしてそのあとのことは、自分の範囲ではない。
それは、相手との間に、築かれていくものなのだ。




Rupurara Moonでも、アーティストたちと信頼関係を築けるようになるまでには、正直とても時間がかかる。
いくらwin-win関係を築くという「勝手な期待」を持っていたところで、所詮は人間関係。

日本人ならお金を持っているだろう、お金をたくさんくれるだろう、という期待から抜け出すところから始めなければならない。

そして、自分が勝手な理想を相手に押し付けようとしていることに気付かなければならない。

いろんなものが打ち砕かれたり、心が折れそうになったりしながら、築いていく。

そういう、決してかっこよくはないであろうところから、わたしは一歩ずつ歩いていきたいと思っている。


終わり。

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