ざっと読みましたけど。

もちろんサブサハラアフリカの驚異的な経済成長(だいたい5〜6%)はその豊富な資源にあるわけだけれど、そこに切り込んでいく中国のパワーはやっぱりすごいと思う。

なんだかんだいっても、嫌われても、工業製品を安価で輸出し、資源を輸入する中国は、したたかに国益のために生きてる。そこはやっぱり、遅れをとっていると思う。日本。

日本のイメージは良いというけれど、そのイメージは、やっぱりテクノロジーや車のイメージであって政府のイメージでは決して無いと思う。

そして、ODAのあり方もこの雑誌は問うているわけだけれど、ともかく民間セクターはすごい。たとえば、1000億くらいの規模にお金を動かしてしまう。
それに比べてODAってやっぱり小さいんです。
円借款だって数百億だけれど、そう簡単に動かせるお金ではないし。


そこへきて、先進国の新しい技術を活用して、アフリカで開発に役立てて、かつビジネスも成り立たせようとする動きだ。
わたしの「お仕事」もこのへんに関心が集中しているわけだけれどもね。


ただ。

ODAや政府には彼らなりのマンデートがあるわけであって、それをこなさなくてはならない。必ずしも、民間と見ている方向が同じではない。
前向きな意見は実にけっこう。

でも、焦って、忘れてしまってはならないのだと思う。

この国の政府がどのように成り立っているのかということを。外交のことを。

打ち破らなくてはならないものは何なのか。そこから目をそらしていては、社会は変わることは無い。


民間連携室の高野参事役
あふりかくじらも、お話をさせていただくこともあるのだけれど、この方や、いつもお世話になっている民間連携室の一部の方たちはとてもがんばっておられる。

でも、JICA全体が変わったんじゃない。

そのような動きがあるというだけのことだし、ここからどうやって日本のODAの変革につなげるのかは、今年来年の活動にかかっているのではないかなと思う。


そして、ワールドカップ。
南アフリカの経済効果はいかほどか。


それにしても、東洋経済、よくまとめた良い特集だと思いました。
BOPに関する統計数値等も、載ってます。
日本企業、こんなにたくさんアフリカに進出しているんですね。ソニーなんか、南アフリカにソニーセンターなんてのをいくつも作っているんですね。




・・・やっぱり地球上最後の新興市場という表現が気になる。



B0031017SK週刊 東洋経済 2010年 1/9号 [雑誌]
東洋経済新報社 2010-01-04

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