吉國先生の『燃えるジンバブウェ』、しばらくほったらかしてあったんだけど、ちゃんと読んでみた。

オウ!と思ったところには、線を引いて読んだ。
(本は、汚く読むのがすきなのです)

先生は、もともと歴史学のひと。
グレートジンバブウェ―東南アフリカの歴史世界 (講談社現代新書)なんかは、ジンバブウェの遺跡(わたしがすごいパワーを感じたアレ)について、もう歴史ロマンの世界!って感じで詳しく書かれていて、ほんとうに楽しんだ。
あの国、やっぱすごいって思わせてくれるような。


で、『燃えるジンバブウェ』。(表紙のデザインがちょっと・・・あ、でもこの出版社って「アフリカ政策市民白書」の出版社さんだ。お世話になっているところだワ!)

歴史学者というだけあって、ジンバブエ現代史の流れがつかめて面白い。
どうやって土地問題が発生していったかの経緯、現在のZANU-PFを形作っていった一種の「民族主義」みたいなもの。

やっぱり、現代史をたどることによって、いろんなことがクリアになっている。
現在のジンバブエ政治経済の問題は、白人が多くの肥沃な土地を大農場としていた植民地時代から、政府の土地政策の変遷などを経て、行き着いている。

この本に収められている論文などは、もう十数年以上も前に書かれたものだったりするんだけれど、いまの非常に危機的な状態に行き着いてしまうだけの「兆し」みたいなものが見えなくもないような気がする。

もう一度、ジンバブエ政治経済をおさらいするためにも、この本は読んでおくべきだと思った。


ムガベ政権は、いきなり「独裁政権」だったわけじゃない。
ムガベだけが、悪者じゃない。


・・・っていうか、誰?悪者って。いるのかな。

自分を「ダークサイド」と呼ぶようなひとがひとりもいないからこそ、これが続くんだね。


ひとが死ぬんだね。

燃えるジンバブウェ―南部アフリカにおける「コロニアル」・「ポストコロニアル」経験
吉國 恒雄
4771019991



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