『アフリカ 苦悩する大陸』というエコノミストの記者が書いた本を読んでいる。
まだ途中だけど。

ジンバブエについてのストーリーを読んだ。すらすら読めるのは、ジャーナリストの書く文章の特徴か。

それにしても、ものすごくドラマチックに描いている。しかも、この本の中でムガベ大統領は完璧な「悪」だ。ダークサイドだ。
そして、ムガベが行った数々の政策を頭から馬鹿にして批判している論調は、かなり強烈である。とくに、価格政策でパンの小売販売価格を卸値よりも低く設定し、利益の出せなくなった小売業者が品物を置かなくなったのをムガベが「不思議に思った」というような書き方をしている部分には、かえってちょっと驚いてしまった。
まるでムガベが救いようのないお馬鹿であると言っているようにとれる。これでは、独立の英雄もあったもんじゃない。

この国にはもっと根深い歴史があるのだ。
パンの値段の問題じゃない。


この本の良いところは、インパクトがあるところだ。
悪いところは、かなりな先入観とバイアスがかかっているところだ。とくに勧善懲悪や正義の好きな欧米人が書きそうな文章・・・といったら批判されそうだけど、ほんとうにそんな感じがする。

ジャーナリスト的に、幅広く調査するが、いまいち深みに書ける根拠を基に書かれているのは危険だ。ただ、読み物としてかなり面白いものであることは間違いない。
彼の「ストーリー」を楽しむことができる。

ジャーナリズムについては、また書く。

余談だが、ジンバブエの携帯電話会社「エコネット」の設立経緯はとても面白かった。この会社、わたしもジンバブエで利用していたけれど、こんな苦労があったのかーと思うとなんだか感慨深い。

ジンバブエの起業家よ、がんばれ。

アフリカ苦悩する大陸アフリカ苦悩する大陸
伊藤 真

東洋経済新報社 2008-05
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→ 『ジンバブエ・ムトコ地方の小さな村で』

→ 『ジンバブエ、人々の集う教会の風景』