39b8fc9c.jpg例によって、年越し翻訳マシーン中のあふりかくじらです。
ご機嫌いかがでしょう?

とうとう、今年を無職のまま終えることになりました。いやはや。


2008年のTICAD IV開催とG8サミットに向けて、メディアはこぞってアフリカ関係と環境関係をフォーカスしているようですね。
とくにアフリカ関係の記事の露出増加はほんとうに目に付きます。

色んな個人ブログなんかをたくさんはてなアンテナに登録したり、エディタを通してみたりしてますが、ほんとうにブログの使い方も広がってきたものです。

アフリカ関係のブログを見ていると、個人で発信しているひとの中には色んなパターンがありますが、いちばん多くがJOCV、駐在員の妻(または本人)、JICAの専門家など、国際機関やNGOで働くひと、バックパッカー、研究者・・・といったところですね。

それぞれの書き方のスタンスや情報内容の差もあるかと思うのですが、あいかわらず気にかかるのはちょっと得意げなブログ、でしょうか。「○○国って知らないでしょ?教えてあげる」という感じはあんまり良くないかな。だって、たいていの場合、その本人がよく知らないわけですからね。
わたしだってアフリカ研究10年以上やってますし、ジンバブエやボツワナも滞在しましたけど、まだまだほんの少ししか知らないと思ってるし、それが当然じゃないかしら?

そういう書き方をする人に限って、JICAに派遣されるまでその国がどこにあるかすら知らなかったようなひとだったりする。で、○○国はこうだ!という括り方で書いたりする。でもJICAに連れて行ってもらったんでしょ?みたいな。(毒)

実はわたしがジンバブエから日本に帰国したとき、このブログをもうやめるものだと思い込んだひとが少なからずいた。ちょっとびっくりした。
それってすごく興味深い。
つまり、わたしが「珍しい国」にいるからブログを書いていたと思ってたんだなぁと。「珍しい国」に暮らし始めたからブログはじめてみるか、なんてひとが実際に多いからなんですね。なるほど。

でも、わたしのウェブサイトやメルマガって2000年の終わりからはじめてるし、ジンバブエとは何の関係もないのよね。

ということは、やっぱりそういう珍しいから教えてあげる的ブログが多いってこと。
それってすごく危険。
ときに誤解を招くような表現や、誤解そのものの記述も見受けられるから(ほんとに)、日本語でアフリカに関する誤った情報が流れてしまうんですよ。
常日頃から、わからないことはわからないと書き、できる限り調べ、ひと括りにせず日本との共通点などを交えながら書くことを心がけて欲しいな。

そして、できれば魅力的なアフリカのことを伝えて欲しいよね。写真を交えたりして、「アフリカ」とか「エキゾチシズム」ではなくって、もっと個人にフォーカスしたり身近なことを書いたり。そうやって発信されることばというのは、やっぱり日本とアフリカ大陸を近づけるのにとっても役に立つと思う。
まだまだ、アフリカをひとつの「国」みたいに思っている日本人が多い中で、それぞれの国の情報というのはやっぱり少ないから。そして、2008年という年は、またアフリカが注目されるのにとても重要な年だから。
個人のブログができることって、けっこう幅広くなってきているんだと思いますよ。
珍しい、遠い、じゃなくって「等身大」のアフリカを書いて欲しいですね。

↓で、自分は気合の入った素晴らしいブログをやっているという方で、まだこちらの「エディタ」に登録していないという方はぜひ登録してください。これはブログのSNSみたいな感じで、色んなひとのブログを読者登録したり、コミュニティを作ったり足跡機能があったりなど盛りだくさんです。いろんなブログパーツもある。
なかなか便利でおすすめです。




さ、仕事に戻りますよ。うはー。

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