噂になってはおりましたが、とうとう20日(木)からジンバブエの新しい紙幣が登場したようですね。
つい数ヶ月前に20万ジンバブエドルを導入したのに、もう役立たずになってしまったようです。

(関連記事はこちらこっちはBBC

新しい紙幣は(まぁ紙幣じゃなくってベアラーチェックなのでしょうが)、25万、50万、75万とのこと。
公式にはジンバブエのインフレ率(年率)はもう10,000%だそうです。で、専門家などはこれを実勢10万%と推測しているそうです。
なんだかもう、「パーセント」の概念を越えて久しいですね。キャッシュが不足しているようです。

数年前からこの繰り返し。
そして通貨切り下げを行うのでしょうね。


ジンバブエ人の友人たちの顔が浮かびます。どうしているかな。
それでもやっぱり、国から去らないで残ることを選ぶひともたくさんいるのですね。


わたしにとって、いつのまにかジンバブエも「故郷」みたいになってきたな。大学生のときにボツワナに行って、それ以来ボツワナは故郷のないわたしの「故郷」だったし、いまでもそうあり続けている。
でも、三年近く前にたまたま仕事をもらって行ったボツワナの隣の国ジンバブエは、それまで大学や大学院の授業でたくさん話を聴いてエッセイなんかも書いただけだったけれど、いつの間にかわたしにとってほんとうに大切な場所となった。あの国にまた暮らしたいけれど、それを言うと「お前は外貨を持っているからだ」なんて言われてしまう。

でも、このすべての混乱が終わって欲しい。元通り、緑のうつくしい豊かな大地と懐かしい故郷を取り戻して欲しい。

わたしにとって、ジンバブエやボツワナは、特別なのだ。
こころに正常に作用する土地なのだ。



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