1a730d7c.JPG本日、生産性のあることはとくになにもせず。


近所のイトーヨーカドーの催事スペースで、市民団体フェアのようなものが開催されていた様子。とくに見もせず100円ショップへ直行していたが、突然のジェンベ音に引き寄せられる。やっぱり血が騒ぐのだ。じっとしていられないのだ。さすがに踊りだしやしなかったけどね。

良く見ると、出展者のなかに「SUPA(サパ)西アフリカの人々を支援する会」があるではありませんか。
彼らのジェンベだった様子。すてき。踊っていい?ってもう少しできいてしまうところだった。(・∀・)わくわく♪

でも、結局のところちょっと見て終わりにした。ブースは冷やかさず。


いつだったか、このような小さな国際協力フェスタもどきのような会場で某「毛布」云々を送る会というのが出展していたときのことを思い出す。
ブースをのぞいたわたしは、「アフリカへ物資を送る」と書かれていたのを見て、単純に「(アフリカの)どこに送るのですか?」とそこにいて熱心に支援を勧めるおば様にまともに尋ねてしまった。

わたし:「どこへ送るのですか?」
おばさん:「アフリカに送るんですよ」(すごーく熱がこもったセリフ)
わたし:「アフリカのどこの国ですか?」
おばさん:「アフリカですよ!」(自信たっぷり)

こういう団体って、けっこう熱心なおば様などが活動している。
実際、そういうひとたちってすごく働いてくれるのだ。でも、何が問題かと言うと、こうやって肝心なところをきちんとしていない。
知識がない、でも熱意があるというひとたちをそのままに手伝わせておくのだ。

そういうひとに、ちゃんと知識を持ってもらって、興味を持ってもらった上で活動をしていくように導くのがNGOの責務でもある。そうではないかい?

アフリカには、54ヶ国もあるということ。
アフリカには、大都会もあれば、サバンナや熱帯雨林もあれば、農村もあれば砂漠もあるってこと。

そして何より、ただ単に物資を送っただけでは、考え付かないところで100倍も状況が悪くなる「ネガティブ・インパクト」の可能性があること。
(たとえば、服を送ったら服を売る人たちが失業してしまった、争いが起こってしまった、よその村から反感を買った、など)
こういうことって、わたしは大学生のときに師匠の下でたくさん考えさせられたけれど、そのような知識を得る機会もないままに、テレビなどの影響を受けて、「物をあげる=いいことだ」という図式を純粋に信じている「熱意」のあるひとたちがたくさんいる。

(そのやっかいな例の一つに、一部の知識はなく熱意はある協力隊員のひとたちがいるというのも付け加えておく。開発の「か」の字もあったもんじゃないような行動に出ることもある。協力隊員はピンキリだ。すごく知識があって熱心でできる人間や、知識を身につけようと目覚める人間もいれば、わけのわからないのもいる。いちばん厄介なのは、知識がないけど途上国に暮らしていることで何やら自慢げなひと。業界のことを知らないのである。やれやれ)

まぁ、ともかくそういうことを良く考える。
NGOって、いわゆる開発教育の役割もやっぱりあるんだよね。
一般の人たちに、どれだけ小さくてもきっかけを与える立場にあるんだから。

今日は、イトーヨーカドーで西アフリカの文化等についてのプレゼンなどをやっていた様子。(ちゃんと聞いてなかったけど)
誰かの心に届いたかな?



追伸:っていうか、イトーヨーカドーのブログって、こんなに軽くっていいわけ?おっぱぴー♪って・・・。





(写真はイクスピアリのきらめき)



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