今日、水曜日。
今月二度目のボツワナからジンバブエに帰国した。

空港からカルテックスで並んでディーゼルを入れ(昨今の経済状況からして非常に心配していたが無事入れることができた)、その後、直接30キロほど走ってパトリック・マブロスの店へ。
先日セミオーダーしていたチョーカーをとりに行ったのだ。

それは、ハカタと呼ばれる長方形のトップで、ショナの人々の伝統的な呪術に使われたという由来がある。わたしの選んだ図柄は、Wise Womanと呼ばれるもの。ふたつのパターンは、乳房をあらわしている。
そして、パトリックは、チョーカーがわたしの首周りにちゃんと合うような角度で作ってくれていた。

それはとてもうつくしいシルバーで、ずっとずっとほしかったもの。そして、とても大切なものになるはずのもの。
やっと手に入った今日。

静かにチョーカーをみつめ、長い苦しい時間のあとにひとつのピリオドを打ったような、そんな気がした。



ボツワナでは、作家ベッシー・ヘッドの暮らしたセロウェ村へ。大学四年生のとき以来二度目だ。今年は、生きていれば彼女の70歳の誕生日。関連イベントでセロウェ村においてベッシー・ヘッド・フェスタが開催されたのである。

そしてわたしは今回、人生の中でとても重要な人に会い、重要な対話をした。わたしとベッシーをつなぐもの。この複雑な関係。
ちょっと書ききれない。

でも、これだけは言える。

ベッシーは、わたしにとって特別なのである。それは、友だちとか、ファンとかではもちろんない。もっともっとその先にある複雑なものなのだ。