
2010年、議会選挙と大統領選挙が行われるという運びである。
しかし、「あのひと」さえいなくなれば物事はすべてよくなるというのは幻想だと思う。問題は根深い。
写真は、わたしの住むヴィレッジのレストラン。金曜日の夜、予約を入れたひとだけがささやかな食事(といってもどうせフィッシュ・アンド・チップスである)をいただき、住民ボランティアの奏でる音楽に耳を傾ける。
ここは、まったく別の時間が流れている。
どちらかというと、ローデシアという過去の記憶をひきずりながら、一方で新しい「自分たちだけ」の時間を生きようとするひとたち。
アコーディオンを奏でる男性は、ある病気で身体の自由があまり利かない。
わたしがピアノを静かに弾いたら、まじめな顔でそれをほめた。
そして、ヤマハのサクソフォンを手に入れるにはどうすれば良いかと尋ねた。
ささやかなひととき。たのしいおしゃべり。
昔懐かしい音楽。
クリスマスまであと三日、この夜がふけていく。
こうして、12月が暮れてゆくのだ。
このひとたちにとっては、この土地で迎える何十回目のクリスマスなのか。
この国は、どこへ向かうのか。
『あふりかくじらの自由時間』【95】参照。
コメント
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そうですね。でも国際的な介入がされればされるほど、彼らは「悪魔」による「内政干渉」だとして痛烈に批判をしてかたくなな態度をとります。
ほんと、政治的な駆け引きが微妙なところです。
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