何人かのひとが日記などに書いていたので気づく。
ジョン・レノンの命日。

彼のことをとくに好きとか敬愛するとか言えるほど知らないけれど、それでもいくつかの曲がこころのなかで遠いところからひびいた。

1988年のこの日、わたしは家族と一緒に初めて日本を出た。
そして、アラスカ州アンカレジに暮らし始めた。

1996年のこの日、大学二年生のわたしは家を出て横浜でひとり暮らしを始めた。

2006年のこの日、わたしはフジコ・ヘミングを聞きながら、ハラレで報告書を書いている。金曜日の夜。


ずいぶんこころが冷静になってきたし、哀しいかな、冷淡になってきたようにさえ感じている。でも、これが最善と思う。
ひとつずつ、ひとつずつ。おちついて。
泣かないで。

ことばをかけてくれたあなた、ありがとう。ほんとうに感謝する。


ちょっと、冷蔵庫からビールでも出して呑んでしまおうかな。
めずらしく、ひとりで。