ハラレは治安が悪化しており、先日、知人宅が強盗に襲われ電化製品など多くが盗まれてしまった。銃を持った複数の犯人が家に待ち構えており、ほんとうに生きていて、怪我も無くて良かったと思えるくらい、それは恐ろしい顛末であった。
結局彼らはその家がもはや危ないというので、わたしの住むコンプレックスに引っ越してきた。

今日、強盗に襲われた家を引き払う際に、家財道具を売り払うというので、わたしも欲しいものがないか見に行った。
気のいいご夫婦は、売り物以外にも、たくさんたくさん残っている食器類や小物などをどんどんわたしにくれた。

日々、恐ろしい勢いでインフレが進み、何か消耗品以外の家のもの、小物類や電化製品や食器などを買おうとするとき、数ヶ月前と比べて数倍になっているのを見たりすると、なかなか買うのを躊躇してしまう。
そのかわり、今あるものや、いただけるものをとても大切に考えるようになった。あれもこれもと欲張ってもらってしまったけれど、ジンバブエに住んでいる限り明日の経済や明日の政治に何が起きるかわからない。
ものは、大切にありがたく頂戴しておくのがいい。

購入したものは、オイル・ヒーター。
それから、いただいたものは、うつくしい菖蒲模様の施されたグラス、藍色の葡萄模様のスープ・ボウル、お椀、ロックグラス等。
とてもぜいたくな品々を惜しげもなく下さった夫婦に、感謝しつつも、彼らの心の傷を少しだけ見たような気がしなくも無い。

なんとなく、大切に使おうという気持ちになった。

今日、午前中にマーケットに行って、ランドリー・バスケットをオーダー。
こちらは格安。100万ジンバブエドル也。