野党MDCはいまや完全に分裂し、与党ZANU-PFに対抗するだけの力を持ち合わせていない。先月、党首チャンギライに対立する上院支持派が新しい党首を立てて党大会を実施、一方、党首チャンギライ派も今週末に党大会を開催する。

反チャンギライ派に推薦された新党首アーサー・ムタンバラはもともと学生運動の指導者で、金融機関に長く勤めた人間らしい。反チャンギライ派の党大会で、反英米路線をうたった。

この分裂状態は当分続くであろうという見方が強いが、このことで与党に対する対抗勢力としては力足らずなわけである。このムタンバラ氏をたてることで、力を復活させる起爆剤となるかどうか。

野党がこのような状況で、政府の敵となりうるのは、欧米のほか、ジャーナリスト、NGOなど。
異常なハイパーインフレーションのなか経済が崩壊していく(IMFに債務返済するために紙幣を印刷するので当然である)。国民の不満は増大し、強盗など一般犯罪が増えている。

ある日突然、誰かが石を投げたら国民が大爆発を引き起こす。
秩序回復作戦で家々や店舗を強制的に撤去されても大規模な暴動などは起こらなかったが、それももう、もたないのではないかといわれている。

ともかく、こんなにうつくしい国なのに。
ガバナンスの問題が解決しなければ、何も解決しない。豊かな土地なのに、食料が不足してくる。