5c8adc34.jpg「くじら」「写真」というキーワード、あるいは「くじらの写真」というのでわたしのサイトにくるひとが多い。
くじらの写真を探しているのだろうけれども、まぁ、くじらの写真はない。というか、わたしが撮ったくじらの写真はない。その代わり、お気に入りの写真家が水中で撮った写真はある。ちょっと加工をしてあるが一応彼の名前は入れている。

写真を撮るのはかなり好きなほうで、ちょっぴり自信ある作品もけっこうあって、プリンターでハガキにして人にあげたりすることもある。一部はサイトにも載せている。

いつだってカメラはフィルムのものが好きで、しかしお金はなかったからずっと普通のカメラ「キャノン・オートボーイルナ」を使っていた。それでも、けっこういい写真が取れていたのは、ルナのシンプルな機能と相性が良かったこと、それから構図をいつも考えながら撮っていたことなのかもしれない。

しかし、ジンバブエに来るにあたり、デジカメを購入。ほんとうは一眼レフが欲しかったが、普通のちいさなデジカメにした。とたん、写真に味がなくなった。
デジカメはネットに載せるにもすぐデータになっていて便利だが、その代わりピントや何かがいまいちなじめない。色合いも、操作がよくわからない。露出もわからない。(もともと知識はないが、カンは少しはある)

それよりもなによりも、エライ勢いでぶれる。どんなに息を止め、わきをしめても、ぶれる。すごくぶれる。まともに撮れるのはごくまれ。
どうしてだろう。シャッタースピードが遅いのか?どうやって操作するのだろう。こんなことなら、やっぱりルナ一筋にすべきだった。ちょっと自信があった写真撮影も、がくんと自信がなくなった。

アフリカにくるとき、やっぱりいい写真が撮りたいと願い、お金をためて一眼レフを買おうと思った。
もう、銀塩は衰退の一途か。

デジタル一レフってどうなんだろ。
いつだったか、普通のフィルムの一レフ使っている超アマチュア主婦(わたしももちろんアマチュア)が、あんまり腕がないがきれいにオートフォーカスされた写真を撮っていた。おお。やっぱりマシンなのかと思い、愕然とした。これにわたしの腕が合わされば、さぞやすばらしいものが撮れるに違いないと思った。

どうなんだろ。
日本に帰るとき、やっぱり買っちゃおうかな。
でも、デジカメってつかいにくい。そんな気がして、もう何年もの間迷っている。