1d2ba599.JPGジンバブエでコレラが流行している。すでに死者は14名だという報道もあった。もちろん、詳細はわからない。もっとたくさんのひとが死んでいる可能性もある。被害者のほとんどは、いわゆるハイデンシティエリアに住む人たちだ。つまり、貧しい人たち、または家のない人たちである。

最近、浄水施設がうまく機能しておらず、上水道の汚染問題が深刻化している。わたし自身の飲んでいる水も例外ではない。また、例によってクリーンアップ作戦の影響もある。家々が撤去されたところへ、壊れた下水処理施設から汚水が漏れ、街に染み出ているのである。(写真)

ともかく、政府はこれに対応するべきではあるが、今のところ状況は悪化の意図をたどるであろう。

強引な土地政策や住宅の撤去、強制移住、それによる農業生産の破綻と続き、上下水道の修繕費用不足(外貨不足)となる。人為的なものによる、被害がここまで拡大するとは、独立前のジンバブエから予想できていたのであろうか。