休日というのはとても静かなのである。
そして、まぶしい太陽が射したかと思うと、さっと雨雲が集まりたっぷりとした激しい雨を地面に打ちつける。それから、雲間に夕方の陽が下りる。
クリスマス休暇の夢にまだ浸りながら、あの街をふとした拍子に思い出しながら、使い慣れないスーツケース(旅はいつもスポーツバッグというのがわたしの哲学だった)を開き、荷解きをする。思い出が飛び出してくる。
またひとり暮らしに戻った。
またハラレの、この静かでのどかなフラットの、ベッドルームに戻った。
そして休日が、静かにふってくる。
今年も、もうおしまい。
彼と出会い、恋をして、それからハラレのこの仕事に導かれた今年も、もうあと一日だけなのである。
今年の年越しは、やっぱりひとりで過ごしたいと思う。
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