アナン事務総長は、以下の通り述べている。

クリーンアップ作戦による「違法」住居・店舗の強制立ち退きをはじめとした人為的な要因、また農地の強制収容が影響した深刻な農業生産高の落ち込み=食糧不足などの要因で、人道的危機にさらされている人口が何百万人と存在するにも関わらず、国際社会の支援を拒否し、人道的危機状況にあることを否定するジンバブエ政府に対し、失望している。

ジンバブエ政府は、一刻も早く、強制立ち退きのお陰でホームレスとなり屋外で生活している人たちに対する国連の支援を受け入れるべきとのこと。

(緊急支援のテント受け入れは「みっともない」ので拒否。でも簡易住宅ならいいんだと)

国連のプレスリリース(10月31日)

大変な状況の前に、大変な政府。
大変な政府があるから大変な状況なのか。ともかく、頑ななジンバブエ政府に対し、わたしにいわせてみればドナーの足並みもそろっていないように思う。強硬派と対話派。

しかし、どこかの国みたいに頭の固いひとにはいくらぶん殴ってもしょうがない。
これこそ、「ばかの壁」ともいえるんだから、何かしら作戦をたててかかるべきなのだろうとおもう。

それよりも、いま大切なのはいちばん困っているひとに緊急支援の手をさしのべること。

それにしても、首都ハラレという都会にいると、ひどい状況はあまり見かけないし、スーパーにも比較的ものはそろっている。