来年三月頃までに、ジンバブエの人口の約半分近くにも及ぶ500万人のひとが、食糧不足の危機に瀕するといわれている。

先日のローマで行われたFAOの60周年記念の際にも、ムガベ大統領は国際社会に対し、緊急支援のアピールを行うどころか、ブッシュとブレアの悪口を言っている。

南部アフリカ全体でも、今年深刻な食糧不足が予想されている。しかし、ジンバブエ政府にしてみれば食糧不足など「存在せず」、金がなくて主食のメイズが変えないひとには政府が対応し、「国際社会の支援などは必要ない」、また支援したければしてもよいが、それは「政府の方針に従ってもらう」、云々。
ジンバブエの食糧不足は単に干ばつだけでなく、土地の強制収容、統制経済、憲法の改正による市民への締め付け、反対勢力への圧力など、複数の深刻な要因がある。

干ばつによる食糧不足に陥ろうとしているマラウイの大統領は、この自国の状況を鑑みてローマで行われたFAOの記念式典に出席せず、国民とともにあった。そして、このチャンスを利用して、国際社会への支援アピールを行った。

ジンバブエにおいては、政府が上記のような状況であることから、国連がドナーなど国際社会に支援アピールを行っている。(先日、その集まりのひとつに出席した)

ジンバブエが危機にさらされている理由は、主に政府の政策による人為的なもの。
強硬かつ頑固で独りよがりな政府に対し、国際社会の連携が問われている。

さらに、HIV/AIDS対策として抗レトロウィルス治療プログラムを打ち出したものの、財政はあきらかに不足しており、これも実現からはほど遠い。