アフリカだけに限ったことではないだろうが、「持てる者が持たざる者へ」金銭的に支援をする、何かをあげるということが当然と思われている場面には、とても頻繁に遭遇する。歴然とした経済格差があるからというのが大前提にあるのだが、これは援助慣れという言葉では単純に
2025年02月
「それを書いたのは私です」
アメリカの大学で教鞭をとる友人が、教えてくれた話がある。彼女の大学の同僚に起きた出来事だ。その方は、分野は忘れたがもちろん専門家でご実績がある女性だ。ある学会に参加されていたとき、初めて会った年配の男性が、その分野に関心があるならこの本を読むべきだとさん
翻訳出版への道 | 小説が本の文字となり生き始めた
初めてこの作品に触れたのは1997年ごろのこと。日本では未訳の作品だから英語の原文だった。この美しく深い本を日本語にするために訳し始めたのは正確にはいつだったのか思い出せないけれど、おそらく2000年ごろにはもう着手していたのではないかと思う。その日から、ここま
開発コンサルとしてやってきた校正と出版の校正校閲
ベッシー・ヘッドの長編小説の出版に向けて、気の遠くなりそうな長い年月を経てようやく制作に入っている。プロの校正者の方に手を入れてもらった校正原稿を絶賛確認中なのだが、自らの出版社の看板を掲げて商業出版をするのは初めてなわけで、とにかくクオリティを上げたい
アフリカ的サービス精神としての嘘
仕事でもプライベートの旅でも、ある程度の期間をアフリカに関わっているひとの多くは、アフリカにうんざりし、憤り苛立ったり、嫌な思いをした経験を持つだろう。そういえば、ずいぶん前だが、日本の某有名ガイドブックに「叩かれて打ちのめされて、また帰っていくアフリカ