セロウェに来てからもう二週間弱。平日は毎日ミュージアムに通っている。カーマ三世メモリアルミュージアムに保管されているベッシー・ヘッド・アーカイブは、彼女の22年間のボツワナ生活を通じて数多くの人と交わした書簡、原稿のほか、ベッシー・ヘッド研究や関連記事、翻
2023年04月
【ボツワナ】ベッシーの孫アーロン・ヘッドに会う
4月17日の命日にベッシーのお墓参りとお家突撃を決行した次の日。夕方にミュージアムから戻るとベッシーの古い友人トム・ホルツィンガーが来てくれました。なんと、ハワード・ヘッドの息子アーロン・ヘッドも一緒でした。つまりベッシーの孫です。ベッシーは1986年に亡くなっ
【ボツワナ】ベッシー・ヘッドの暮らした家の現状を知る
前記事の続き 4月17日の命日にお墓参りをして、そのあとセロウェの中心地から少し離れたところにあるベッシー・ヘッドの暮らした家に行った。1969年にベッシーが建てた家で、1986年に彼女が亡くなった後は息子のハワード・ヘッドが暮らしていた。そのハワードも2010年に若く
【ボツワナ】セロウェにてベッシー・ヘッドの命日にお墓参り
1986年4月17日はベッシー・ヘッドがセロウェの病院に運ばれてそのまま亡くなった日だ。48歳だった。その日から37年になる。どうしてもボツワナに行きたいと願って、諸々の出来事を経てからようやく16年ぶりのボツワナ行きが実現し、4月17日にセロウェにいる。これはまったく
【ボツワナ】ベッシーの友人トムに会う
今回のボツワナ訪問でどうしても会いたかった人がもうひとりいる。ベッシー・ヘッドの親しい友人トム・ホルツィンガーだ。1960年代の終わりにボツワナにやってきた彼は、ベッシーよりも十歳ほど年若だが、彼女のとても近い存在だった。ベッシー・ヘッド研究者やファンで彼を
【ボツワナ】カーマ三世メモリアルミュージアムに到着した
ボツワナにわざわざやってきたもっとも重要な目的のひとつが、セロウェのカーマ三世メモリアルミュージアムに保管されているベッシー・ヘッドのアーカイブの調査を行うことだ。貴重な資料がここに保管されている。この場所は、大学生のときの1998年、そしてベッシー・ヘッド
【ボツワナ】とうとうセロウェへ行く
必要になったら使うための国際免許を持参しているものの、特にレンタカーは借りていない。なのでセロウェへの移動もバスだ。南部に位置する首都ハボロネから幹線道路を北へ約300キロのところにある。セロウェは伝統的首長のカーマの一族の拠点であり、田舎町ではあるがそれな
【ボツワナ】ベッシー・ヘッド論議の濃い夜を過ごした
ハボロネには予定より少し長く4泊ほど滞在した。ボツワナ在住のベッシー・ヘッド研究者メアリと彼女の夫氏ブルースは二人とも大学で教えてきたアカデミックなひとで、とくにブルースは一度話し出したら止まらないほど博識で、まるでこちらが大学の授業を受けているかのようだ
【ボツワナ】十数年ぶりのお仕事関係の方に会う
実は、ボツワナに来て会いたいひとはベッシー・ヘッド関係者だけでなくもうお一方いらっしゃった。少し前にその方が偶然にもハボロネにおられるのを知ったので、連絡を取っていた。十数年前にお仕事でお世話になった方でその後長い間お会いする機会もなかったのだが、このボ
【ボツワナ】到着しました
明け方4時ごろの雷雨で目が覚めた。ボツワナは雨季の終わりか、夕べから分厚い雨雲に覆われている。昼過ぎに到着したとき、ボツワナは晴れていてまぶしかった。アフリカの空気は5年ぶりくらい。ボツワナは16年ぶりだ。ベッシー・ヘッド研究者のメアリが迎えに来てくれて、久