作家ベッシー・アメリア・エメリー(ベッシー・ヘッド)を初めて知ったのは
大学三年生のときだったと思う。

大学時代、英国大学院時代を通し、
ベッシー・ヘッド作品の政治性や社会的側面、
アイデンティティの問題を研究していた。

実際にボツワナに行こうと思ったのは
大学4年生だった1998年。

当時はまだ、ボツワナに関する情報なんてほとんどなかった。

(そのときのことについては、わたしのKindle本にあるので、ぜひお読みになり面白がっていただければと思う)





その当時から、わたしはベッシー・ヘッドの作品のうち、
日本では未訳のもの幾つかと、(すでに90年代ごろに数冊邦訳版が出ている)
彼女のエッセイや書簡などを日本で出版したいと思っていた。


もちろん、自分なりに色んな人に訊いたり
手を貸してもらったりしてたくさんのことがあったが、
まだ翻訳出版は実現していない。

いつしか、なんと20年もの時が経ってしまった。


今年、アフリカ研究界では
知らない人がいないであろう
超大御所のY先生(わたしも昔からお世話になっているお方)とお会いする機会があり
その話をしたところ、
さすがのスーパープロフェショナル。
即行で各所にかけあってくださり、物事が少し進んできた。


わたし自身、
ボツワナ大学にひと月だけ研究生としていさせてもらったときに
世話になった先生と連絡を取り、
翻訳出版について相談していた。

現在では、英国のある会社に版権があるというので
そこにも問い合わせていた。

だが、肝心の日本の出版社が見つからず。


そんな中、Y先生が紹介してくださった方経由で
ある出版社の方とつながり、
シノプシスをご覧いただいた。

ほんとうに作品を気に入ってくださり、
前向きなメッセージをいただいた。

(もちろん、実現するかどうかは難しい問題だが)

出版業界が厳しい中、
20年近くもの間たくさんのひとに冷たいことも言われてきたけど、
とても作品を気に入ってくださったり、
温かく手を貸してくださったりするひとも、数年に一度は現れた。

そのことが、とてもありがたく。


初版の出版からすでに50年近くが過ぎてしまった
ベッシー・ヘッド作品。

何度も、あちこちの出版社からたくさんの版を重ね、
最近でも、ボツワナでお世話になった先生が
手掛けた新しいバージョンが出たばかり。


だから
わたしの翻訳文もレビューしている。

こんなに年月が経っても、
読みふけってしまう魅力にあふれた文章だ。

わたしが生まれる前の時代に、
新しい感性を持っている。

わたしにとって、これはライフワーク。

丁寧に、心を込めて仕上げて、
翻訳出版を実現させたいと思っている。

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