結論から言うと、残念ながらやはりその傾向はあると思う。

国際協力の世界だけでないけれど、
「芸術」分野が少しだけ後回しにされる
あるいは低く見られるとされるカルチャーは、
もちろん時と場合によるけれど、多かれ少なかれ、ある。
日本では。

というのはさておき。


コンサルタント業というのは、
「キャリア」がダイレクトに点数化され順位をつけられる仕事。
自分の実績をどれだけ積めるかで
次の仕事が取れるかどうか決まってくる。


常々、コンサル用の経歴書をフォーマットに則って作っていると
とても寂しいなと感じるとともに
自分の心に誠実でないなと感じる。

何故か。

そこに、わたしのダンサー及びオーガナイザーとしての経歴、
Rupurara Moonのショップオーナーとしての経歴が
全く反映されていないからだ。

(Rupurara Moonについては一行だけ入れているけど・・・
 10年分の実績があるのに一行だけ)

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コンサル業をやっていく中で
わたしが積んできたダンスの中での経歴、
とくにオーガナイザーとしての経験はものすごく大きな影響を及ぼしている。

この経験があったからこそ、コンサルタントの仕事も成長しているのは確実だ。

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そして、もちろんオンラインショップの仕事。

Rupurara Moonは、もちろんチャリティでも、途上国支援でもまったくない。
むしろそれを避けている。
そして、わたしがデザインした商品でもない。
アフリカで見つけた良いものを紹介するというコンセプトだからだ。
だからこそ、「エスニック」とか「エキゾチック」というのも
全く売りにしていない。
避けている。

日常に溶け込むくらいのアフリカンアートの魅力を紹介したいからだ。

でも、「支援」みたいなところが見えないと
一部のひとの反応が鈍くなるのは、よくわかっている。

アフリカの「支援」というストーリーを作りたいひとは少なくない。

でも、わたしがやりたいことって、「アート」なんですよね。
根本的にものごとを見る目が違うみたい。

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逆に
わたしのコンサルタントとしての実績がなければ
ベリーダンス業界でイベントオーガナイザーをやることも
オンラインショップ運営やギャラリー展をやることも
簡単ではなかったとも思う。
これも確実。

同じ、「プロジェクトマネジメント」だから。

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とくにベリーダンスには、偏見・先入観、そして無知からくる
失礼な言動が必ずあるし、
ダンサーさんはおそらくみんな体験していることだろう。

でも、わたしは本音を言えば
国際協力コンサルタントとしての経歴書に
もっとしっかり
ダンスやオンラインショップの実績を記入したい。

もちろん、誰一人それをしてはダメとは言っていない。

だからやればいいんじゃないという声も自分の中にはあるんだけれど、

でも、
世間にはびこる根深い先入観、偏見、芸術分野の軽視の傾向が
やはりそれを難しくさせている。

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それでも、少しずつ
それが変わってくればいいのにと思う。

だから、わたしも
物事を分けて捉えずフラットに捉えようとしている。

ベリーダンスのことを訊かれれば
きちんと説明する。

情報発信もする。

そういうことで、少しずつ世の中が変わればいいのにと思う。

ブログには、本名も出して自分の各分野の実績を
フラットに語っている。

これが現在のわたしだからだ。







でも、いまふと思い出した。

新卒のころは、「アフリカ」と言うだけで馬鹿にされた。
お金にならないよねと言われて笑われた。

でも、今、それが仕事になっている。

結局、そういうことって
自分自身が情熱を感じる道に進んでいるかどうか。
それだけなんだよね。

他者の評価は、関係がない。

自分がいる世界を変えるのは、自分。


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