さて。

7/21の「シークレットガーデン」で
ゲストダンサーKaQさんとわたくしAmeliaで光栄にもデュエットさせていただいたフュージョン。
(KaQさんはジャズフュージョン、Ameliaはベリーダンス、そしてペアワークも)

わたくし魂込めてたこの演目。

もう一度観たい!
素敵だった!綺麗だった。(えへへー
イケメンを独占してたね、ひひひ。(まあね(*゚∀゚)っ

・・・というたくさんの感想をいただいておりました。


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これは、ザンジバルのサイード王の娘プリンセス・サルメ(1840頃-1924)の物語でした。

ドイツ人の青年と恋に落ちたアラブのお姫様。
(実は、結婚前にお腹に子どもがいたということで、かなり世間を騒がせる大事件でした)

ドイツに移住し結婚するも、三年後に彼は不慮の事故で亡くなり・・・。

ザンジバルを去った19年後にサルメは再びザンジバルに戻るのですが、
政治に翻弄され、王位を継いだ兄弟との関係も難しく
何も王家の遺産を受け継ぐことのないままヨーロッパに戻るのです。


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ダウンロード (1)

シークレットガーデンでは、
そのサルメがザンジバルに戻り、
思い出深い秘密の庭園に真夜中、彼の幻が現れる。
そして、束の間の愛の時間を過ごすが
やがて幻は消えてしまう・・・

という物語を演じました。

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遅ればせながら、読みかけだった彼女の自伝を読了。

19世紀末にドイツ語で書かれたものだと思うけれど、
ザンジバルでの幼少期の話やアラブの文化のこと、
王室のこと、36人の兄弟のこと、母親のこと、そして
父王サイードのこと。

奴隷制度や、貿易、プランテーション経営のことなど。

たくさんの思いと、ディテールにあふれていました。



そして、
ドイツ人の夫とのことは少しだけしか書かれていませんでしたが、
その愛の深さと、失った悲しみのことは
文章からひしひしと感じました。

もちろん、彼の幻が現れるというのはわたしがつくったフィクションなのですが、
実際に19年ぶりに船に乗ってヨーロッパからザンジバルに戻るシーンは
とても感慨深かった。

そして、
昔暮らしていた宮殿(といっても、たくさんあるのです)が
誰も暮らしておらずに朽ち果てた様子を見て、
そこに死者の姿を見出して(父王や兄弟など。もしかしたら夫も)
感情の底に沈んでいるところを
娘に促されて我に帰るというシーンは、読んでいて涙が出ました。

彼女の失ったものの大きさ。

でも、人生に感謝して生きているんです。



丁寧に書かれた描写は、
まるで彼女がそばにいて語りかけてくれているようでした。



またこの演目を踊りたいなと思いました。

もう少し、サルメの心に近づけるかもしれない。





今は、世界遺産となって
昔の面影を残す趣ある街並みのザンジバルのストーンタウン。

サルメが恋に落ちてから150年近く経っている今でも、
彼女の思いがそこに残っているように感じました。


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この本は、Kindleでも出ているようです。

Emily Rueteは彼女のドイツ名。





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